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ニニギくんは、初めてリアルで見るサクヤヒメの美しさに感激し、
いと美し君よ、ご機嫌いかが?
と声をかけた。
声をかけられて、サクヤヒメは恥ずかしそうにうつむいた。
ニニギくんは、
これはいける❣️
とサクヤヒメの手をとると、
うるわしの君よ、ぼくのお嫁さんにならないか?
と直球勝負に出た。
ええ⁉️もう、それ言っちゃう⁉️
いつ逃げられてもおかしくない状況に、
天孫族御一行様は気が気ではない。
サクヤヒメは、
そんなこと…
初めてお会いしたばかりで、
わたしには答えられません。
妻問いなら、わが父に言ってくださいませ。
そう言って、立ち去るのだった。
あの子の父上は、確かオオヤマツミだったな。
なんだ、この前、自分の娘を僕にくれるって言ってたやつじゃん❣️
やりぃー、これでこの縁談は成立したも同然だね❣️
そう思い、ほくそ笑むニニギくん。
御一行様も、うまくいきそうなので、やれやれと思うのだった。
続く
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