クリキンディはハチドリなんだけど、森林が火事になり、動物たちがオロオロしていると、その小さなくちばしに水をふくんで、火に水をかける。
そんなことを繰り返したんだって。
動物たちがそんなことして何になるんだ、無駄だと騒ぐと、クリキンディは、
私は私のできることをしているだけ
と言うのです。
それを聞いた動物たちは、ハッとして、みんなで協力して消化活動にあたり、火は無事に消し止められたのでした。
この有名な寓話から私たちが受け取るギフトはたくさんありますね。
決してあきらめないこと
自分にできることをすること
とにかく行動すること
災害に際しては大事な心構えだと思います。
さて、クリキンディは火に水をかけていましたが、もちろん少量の水で火事を消せはしません。
では、クリキンディの行為はやはり無駄だったのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
実は、クリキンディは仲間の動物たちに行動で示したのです。
やるべきことを、言葉でなく、行動で伝えたのでした。
グレタさんの環境活動を見守っていると、彼女の役割はクリキンディのように思われます。