イノチには肉体生命と、生き通しの生命とがある。
生き通しの生命とは、肉体を持たない生命。
肉体の代わりに、霊体をまとっている。
宇宙という空間は、地球と地球外という区分があるが、この世(物質界)とあの世(霊天上界)という区分もある。
ときどき、死んだら宇宙に帰ると言うひとがいるが、地球外に帰るのではなく、この地球の多次元空間である、あの世に帰る、というのが実際だ。

私たちの多くは、目に見える世界だけを信じて生きているが、目に見えない世界の方が広大無辺だ。

このものの見方の違いは、天動説と地動説ほどの違いがあるが、コペルニクス的転回と言われるように、人類は新発見により、その常識を塗り替えてきた。
やがては、あの世的価値観が常識となる社会が目の前まで来ているのではないかと思う。

価値観がひっくり返るには、この世の一定数以上の人たちがそのことに目覚めなければならない。
それが百匹目の猿現象と言われるもの。
この現象は、集合意識を説明するのにわかりやすいので、しばしば引用されるが、実際に人間社会では、こうした価値観の置き換えは社会の変革期に起こっている。
それにはすぐれた思想家の存在が不可欠で、幕末であれば吉田松陰ほか数々の思想家がこの世に生まれている。
彼らは霊的にも高い魂の方々であり、肉体年齢の若さにかかわらず、大きな仕事をなして、死んでいった。

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