【人の持つ善性に期待して】
人にはみな仏性ありと申します。
人の本質には善と悪の二面性がありますが、
本来はどっちなんだい?
ということで、
性善説と性悪説に分かれて、
意見を戦わせてきたわけです。
私は、人間には魂が宿っていて、
魂とは神の一部を分けていただいて、自分になってるわけですから、本来は人間神の子、仏の子だと思うわけです。
まあ、言ってみれば、性善説です。
日本古来の思想というか、東洋思想の源流には、性善説が埋め込まれているように思います。
昔の村社会では、戸締りなんか必要なかったという話があります。
雨戸というのを閉めて、戸締りするわけですが、防犯のためというよりは、急に雨が降ってきたときの備えだったんではないでしょうか。
現代は、西洋の価値観である性悪説が浸透していますので、
隣はなにをする人ぞ、といった感覚で、近所付き合いさえ、疎遠な状態だったりします。
ヤマアラシのジレンマだったかな、近づきすぎるとお互いに傷つけ合うので、適度な距離をおいて、付き合おうとする。
付き合うとは、突き合うという面もあるわけで、お互いのとんがったところで相手を傷つけるのです。
裏を返せば、相手を見て、自分のとんがりに気づくことができるわけですが。
家族ともなれば、一つ屋根の下で暮らすのですから、否が応でも、ぶつかり合うことも多いわけです。
そんな中で、本当の愛を学ぶのではないかと思います。
基本的に、みな、善性を持ってるのだから、その部分でつながることができると思います。
よっくるo(^▽^)o