本当に目の前の出来事には不幸としか思えないこともたくさんあります。
人が不幸かどうかなんて、人が決めることではないのに、頭が勝手にジャッジしてしまう。
鬼滅のネズコが謝ってばかりいるたんじろうに、
謝らないで!
と叱ります。
お父さんが早くに亡くなり、
それでなくても貧しい暮らし、
たんじろうは若いミソラで
炭焼きの仕事でなんとか生計を立てますが
貧乏でネズコに新しい服も買ってやれない。
そんな自分を情けないと責めてしまい、
つい、ごめん、と謝ってしまう。
かわいい妹のために新しい服を買ってやりたい、
きれいにしてあげたい、
その想いはたんじろうの妹への愛情ですが、
それができないから妹が不憫だというのは、
ネズコにとってはちがうのです。
自分の幸せは自分で決める。
ネズコはたんじろうにそう告げるのです。
なにが幸せかは、人それぞれ。
決めつけないようにしよう。
そう思う、初春の朝でした。