9.11について書く。

世界貿易センターにはビジネスマンがたくさんいた。

彼らにとっては悪夢の一日だったろう。

サラリーマンなら、誰もが当たり前のようにオフィスビルに出勤する。

そこは経済戦争の場ではあるが、戦場ではなく、命の危険があるわけではない。

ストレスで命を落とす人はたくさんいるが。

そこに飛行機が突っ込むなど、誰が想像しただろうか?

それからのドラマは皆、知っている通りだ。やがて歴史が謎を解明する日も来るだろう。隠蔽された真実が白日の下にさらされるのは、パックスアメリカーナの世界体制が崩壊したあとだろう。

だが、あの日、犠牲になった人びとにとっては、あの日が人生最後の日になった。

彼らは愛する家族の元に帰宅することはなかった。

あまりに理不尽な死でないだろうか。

もちろん、9.11に限らず、理不尽な死は世界中至る所に転がっている。

魂が永遠の生命を持ち、肉体を奪われても、魂は永遠に生き続けるという神理を理解できたからこそ、そのような理不尽さも受け止められる。

あの日、犠牲になった魂たちも、肉体を突然死失い、その怒りをハイジャック犯人の魂にぶつけていたという話を聞いたことがある。

あの世に怒りを持ち込むのは不幸であり、地獄である。

あの世のときの流れは、この世とはちがうとも聞く。

彼らの魂が怒りを手放し、本来のピカピカの光の御霊に戻られていることを祈念する。


よっくる