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2011年は本当にいろんなことがあった。


東日本大震災は津波の恐ろしさを再認識させられたとともに、津波による原発事故はエネルギー政策の闇を浮き彫りにもした。放射能漏れの解決策は未だ見えていない。


この年は私が作家デビューした年でもあった。

臨時収入があり、それを元手に文芸社から出版したのが『スピリチュアルファンタジー 小さな妖精サラ』。

表題作を含む5編の短編を収録している。

私を作家にしてくれた記念すべき書物だ。


そして、今回シェアしたのは葉山の方に住んでいた、あみちゃんという方のお話。

あみちゃんは、かっこちゃんのお友達で、かっこちゃんの講演会を葉山で主催されたが、末期ガンが進行中で、帰らぬ人となった。

私は講演会で講演前の控え室にいたかっこちゃんにご挨拶させて頂いた。

あみちゃんにももちろんお会いしたが、笑顔がキラキラした素敵な女性だった。

お子さんがおられたので、今はもう大きくなっているだろう。


いい人ほど先に死ぬ、というが、死は誰にでも訪れる自然の摂理だ。

人生の長さは人生の価値とは比例しない。

長けりゃいいってもんではないが、私のようにある程度は長くないと使命をまっとうできない貧弱な者には長い方がありがたい、それだけのこと。


私が書いた作品の中に短い命の物語がいくつかあり、そのひとつが『たつこ』という作品だ。

『青き龍と白き龍の伝説』という拙著の代表作からスピンアウトした作品で、『龍子』というタイトルで出版もしている。

現在、絵本化するプロジェクトを水面下で進行中。


この世に生きるものには果たすべき使命があると思っている。そのために生かされているのだと。


よっくる