(写真 冨田佳音)
天界に咲く蓮は、
豊穣の池に浮かび、
大きな花を咲かせます。
地上に咲く蓮は、
泥沼に咲きますが、
泥沼にこそ、豊かな肥やしが内在し、
その養分を得ることで、
美しく花を咲かせます。
それは、
泥にまみれた人生を送った人が
人の世の苦しみ、悲しみを知り、
人の弱さを知って、
人にやさしくなれる、
心に愛の花を咲かせるのにも
似ています。
若い時の苦労は、買ってでも、しろと言いますが、
苦労が人生の肥やしとなり、よりよい人生を導くのも事実だと思います。
そうして咲かせた花は、
天界に咲く蓮に負けるとも劣らぬ美しさをかもし出すのです。
よっくる( ̄(工) ̄)