自分の心の闇に光をあててみる。

闇は暗く、長い間、認められず、否定されてきた、悲しい思いの塊。

どうして認めてあげなかったのか。

どうして抱きしめてやらなかったのか。

どうして愛してやらなかったのか。

その闇もまた、自分自身だというのに。


私たちの魂には、光と闇がブレンドされている。

宇宙という神様から分かたれて生まれた頃は、光輝く魂だった。

しかし、この宇宙で、

光と闇を両方経験できる宇宙で、

魂は経験を重ね、重ね、

いつしか闇をまとうようになった。

少しずつ。

少しずつ。


光だけの魂なんていませんと、

あの人は言った。

その涙に私はどれほど救われたことだろう。


自分の中にある闇を受け入れられず、否定し続けてきた自分。

自分自身の闇から逃げ続けてきた自分。

そんな自分に、


逃げなくてもいいんだよ。

受け入れればいいんだよ。

完璧じゃなくていいんだよ。

ただ愛すればいいんだよ。


そう、あの人は、やさしく教えてくれた。


まだまだ、自分自身をかんぺきに受け入れることはできないけれど、

少しずつ

少しずつ

砂時計の砂が落ちるように、

私は自分自身を受け入れる。

私自身を愛する。

自分のいやなとこ、

情けないとこも含めて。


自分を受け入れれば受け入れただけ、

自分を愛すれば愛しただけ、

私は私自身に帰っていく。

本当の自分自身に。


闇を抱きしめることを恐れないで。

あなた自身の闇を。

それは、あなたそのものだから。


よっくる