男と女のラブゲームは、個人間の合意があればよいのではないか?という仮説。


いわゆる不倫は一夫一婦制の結婚制度にもとづき成立するもので、絶対的なものではない。


国によってもちがうし、時代によってもちがう。


制度だから、実験的な要素もある。文明とはそうしたものだ。


結婚制度というしばりを取り除いたときに、どうなのか?

不倫は成り立つのか?

これが問題提起だ。


人により考え方は異なるし、ケースバイケースで判断は異なると思うが、原理原則はあるだろう。


たとえば円満な夫婦関係をこわしてまでやるか?というのがある。

人間には独占欲があり、付き合ってる相手が他の異性に興味を持てば、嫉妬心が起こる。

また、一人の異性を複数で奪い合うという、恋のさやあてもある。

男女の愛はお互いの合意があり成立する、これが基本。

互いに拒否権はある。

つまり、相手も自分のことを好きかどうかわからないところに、恋のもやもや感があり、相手の気持ちが自分に向いていることがわかったときの、


よっしゃー❣️


という達成感が、恋の醍醐味とも言えるだろう。


恋は男女の愛の初期的段階なので、その話はまた別の機会に。


不倫は、夫婦関係が冷えている時に、惹かれる異性に出会うことから始まる。


夫婦関係がホットならば、相手に夢中なので、なかなか浮気をしようとは思わないのではないだろうか。むろん、例外はあるだろうが。


特に子供ができてからが夫婦の危機だ。


時間は有限なので、それまで奥さんの愛の時間はすべて旦那に注がれていたが、子供ができると、子供に愛を注ぐようになる。


子育ては全力投球しないとできない大きな仕事だ。


旦那も育メンとして参加するのが最近の風潮だが、旦那も仕事に忙殺されてたりすると、どうしても奥さんにお任せになる。


仕事に疲れたら、家庭に安らぎを求めるものだが、家庭にはそんな余裕はない。

子供の存在が安らぎになればよいが、子供というのは親をイライラさせる天才なので、子供を叱ったりして、自分もイライラしたりする。


こうした家庭環境が続くと、旦那は外の世界に逃げ場を求める。


銀座や六本木などの夜の街に男が徘徊するのは家庭に居場所がないということもある。

退職した旦那が粗大ゴミのように言われるのは、居場所が家庭にないことの延長線上にある。

家庭を顧みずに仕事漬けのライフスタイルに問題があることもあるだろう。

昨今、働き方改革が叫ばれているが、定時で退社し、家に帰るという生活サイクルは望ましいものだ。

旦那にも心のゆとりが生まれるし、育児に日常的に参加できるかもしれない。


しかし、他方、よく言われるのはお金を稼ぐことが当たり前になり、感謝の思いが薄れてくるということだ。

これは言ってはならぬタブーみたいなところがある。


それを言っちゃ、おしめえよ〜。


旦那がこれを奥さんに言うと、間違いなく夫婦喧嘩のゴングが鳴る。

私も経験済みだが。

キジも鳴かずば撃たれまい、というやつだ。


これは男女間の主張に隔たりがあるように思う。

奥さんは、旦那に感謝していても、口には出さない。

旦那は態度で示してほしい。


旦那は子供ができる前みたいに自分のことを愛してほしい。ある意味で大きな子供だ。


奥さんは子供に時間を吸い取られてるので、そんな旦那をはいはい、とあしらう。

それではダメなのだ。


旦那というのはバカな男なのである。

自分が相手にされないと思うと、すねて、いじけて、どこかへ逃げていく。


奥さんの守備範囲の外に出ていくのだ。


その先にかわいい彼女ができたりすると、浮気となり、不倫となる。


男女の性は、惹かれ合う性質がある。

理性を司る左脳と、感性を司る右脳。

人間はそれを使い分けて生きている。

男女の性は感性の部分が反応するので、好みのタイプの異性に惹かれる性質がある。

それを理性が統制しようとするのだ。


最近、体験したことだが、職場に好みのタイプの女性がいて、どうしても意識してしまうが、声をかけてハラスメントと言われるリスクを恐れ、何事もなく過ごすうちに、彼女は退職してしまった。


ちょっと、振り向いて、見ただけの異邦人


だったのだった。


また、学生時代の体験だが、通っている塾に、小学校時代のクラスメートの女の子が現れて、ドギマギしたことがある。

少し言葉を交わしたが、私のことを勉強ができて、尊敬している、と言ってくれた。


尊敬している。イコール、異性としては見ていない。


そう感じて失恋感をかこったものだ。


男というのは惚れっぽい性質がある。


女心は男性とは違うので、よくわからないが、男は女に手玉にとられるところがあるのだ。


つまり、旦那をコントロールするのは奥さんの腕次第だ。


赤裸々なエッセイはまだ続く。