神楽坂ライブ  2020117

 

昨日令和二年の最初の神楽坂ライブは、主催の本間ゆかりさんの発案で、拙者の朗読を中心に企画頂きました。

当日は常連客の方々のほか、いろんなご縁ある方がお集まりになり、会場にはあたたかいエネルギー磁場ができていました。

 

3.11の直後から始まり約九年もの間、月一回継続されてきたライブ空間には見えない存在の応援も感じられました。

 

最初に朗読された草野心平さんの雄大な詩、『富士山作品第1』は男性合唱にもなっている、私の大好きな詩の一編。

 

実は、草野さんの詩と棟方志功さんの版画からなる、大版の詩画集があるのですが、そのタイトルも『富士山』であり、その版画が製作されたのは私がこの世に生まれたのと同時期だということがわかり、神縁を感じます。

 

 

続いて、谷よっくるの『たつこ(龍子)』朗読。

ゆかりさんと雄一さんのお二人による朗読は初の試み。

『たつこ』朗読の練習の際に、作品に感情移入され、泣きながら読んで下さったという雄一さんのやさしきボイスにほっこりしました。

本日は拙作の朗読タイムにスライドを投影する試みもしました。

たつこの絵は益田あゆみさんによるものです。

 

●スライド画像

 

朗読後に歌われた『せおりつのうた』も、たつこの世界観にも合っていて、よかったです。

 

 

 


続いてゆかりさんに読んでいただいたのは拙詩『ペガサスとセレニティ』。

 

壮大な太陽系叙事詩のさわりを書いたものですが、益田あゆみさんに描いて頂いた月の女神セレニティをスライド投影しながら朗読頂けたのはよかったです。

 

●スライド画像

 

次にゆかりさんが歌われた『しいの実仲間』の歌は、

武蔵小杉にある障害者施設で働く方達への応援歌。

(作詞:いとうのぼる、作曲:かつまたばれん)。

ゆかりさんの子供のような無邪気な声に合った、みんなの歌に出て来そうな素敵な歌でした。

 

しいの実では洋菓子を作り、元住吉のブレーメン通りで店舗販売されているとのこと。

お客様にもお土産に配られました。

 

 

定例の詩人・いとうのぼるさんの詩の朗読では、1.17にちなんで阪神大震災にまつわる詩を朗読されていたのが印象的でした。

いとうのぼるさんの詩に、嶋ただしさん(神楽坂ライブの常連さん)が作曲された『てのひらの器』という歌を

ゆかりさんが歌われました。しっとりとした童謡のようなよい歌です。

 

 

拙作『いのちの木の物語』の朗読では、矢田部涼子さんの絵をスライド投影しながら、朗読して頂きました。

 

●スライド画像

 

人が転生輪廻していることを物語にしたもので、

私の予定では『欽ちゃんの仮装大賞』で

最後に大きな木にたくさんの花が一斉に咲く演技をして

満点をいただくことになっています(^-^)。

 

そして、トリの朗読ライブは

『サラとリウの物語』。

 

●スライド画像

 

2018年10月に町田で初演し、2019年11月に川崎で再演したものです。

環境問題が人類の悪想念が原因であることもメッセージとして入れてある、テーマ性のある物語です。

この作品はきょうこハトホルさんの原案を谷よっくるが脚本にし、スライドや絵もよっくるが担当しました。

絵本作家を目指している私にとっても転機となった作品です。

本日のキャストはサラ:本間ゆかり、リウ:森本雄一。

 

エンディングに歌った『そばにいるよ』には、私も合唱で参加させて頂きました。

この歌は、私が書いた詩に歌手の冨田佳音さんが曲をつけて下さいました。

私も佳音さんも、それぞれサラからインスピレーションをいただいていたようです。

それにピアニストの鬼塚正弘さんにピアノ伴奏していただいたものをCDとして

昨年11月にリリースさせて頂きました。

絶賛プロモーション中ですので、是非、聞いてほしいです。

 

 

 

お申し込みはこちら♪

 https://www.kanonsound.com/

 

 

本日、ゆかりさんが朗読の合間に歌われた、

エンジェルクミさんの『遊びに来たの』

マーシーさんの『思い描いてごらん』

本間ゆかりさんの『せおりつのうた』

そしてサラの『そばにいるよ』は

すべてオリジナル曲ですが、ハートがほっこりする歌ばかりでした。

 

キャスト

歌、朗読、語り   本間ゆかり

詩、詩の朗読   いとうのぼる

朗読   森本雄一

ピアノ   Matsuken

物語、詩  谷よっくる