「君の名は」が大ヒットを記録した要因のひとつに「彗星の衝突」という設定があげられる。
この設定を用いるだけで、話が宇宙スケールの壮大感をかもし出す。
隕石が地球に落ちるのは珍しくない。
規模の違いはあるが、地球上には巨大なクレーターが点在している。
某国のミサイルは人為的なリスクだが、隕石や彗星の衝突は確率は低いものの、あり得る天変地異リスクと言えるだろう。
ノストラダムスの予言した恐怖の大王とは世界に無数に貯蔵されている核兵器を指すと言われているが、もしかしたら彗星の衝突なのかもしれない。

遠い昔、マルデックという太陽系の惑星に文明が栄えていた。
しかし、その文明は未熟さゆえに戦争の手段として核兵器を使用した。
核戦争により惑星が恐怖のエナジーに覆われ、その文明の集合意識がマイナスの想念に染まってしまい、彗星を引き寄せ、マルデックは彗星と衝突して粉々に砕け散った。
今ある小惑星帯はマルデックの残骸である。
これはひとつの伝説であるが、この伝説から人類が学ぶべきところは多いだろう。
将来、人類が選択し得る未来であるからだ。

地球にはマルデックより転生した魂も多いと言われているが、そうした魂の深層意識には彗星の恐怖が刻印されており、「君の名は」を見ると、深層意識レベルで感応するのかもしれない。
「君の名は」の異常なまでのヒットはちょっと理屈では説明できない何かがあるような気がする。

よっくる