【井の中のかわず】

 

日本の常識は、
世界の非常識。

日本には、
いい面も、
悪い面もあります。
世界的に見ても、
ユニークな民族であり、
個性的な国なんだろうと
思います。

日本では、安全なのが当たり前。
海外では、危険なのが当たり前。

日本では、時間にうるさい。
海外では、時間にルーズ。

日本人は働き者。
外国人は怠け者。

単純な対比だとこうなる。

では、
日本の方が
なんでも海外より
よいのか?

ノンノン。

日本では、
個性よりも、
みんなと
同じであることが
重要。
みんなと
違うことをすると、
のけものにされ、
村八分にされ、
いじめられる。

欧米では、
個人が大事で、
個性を尊重する。

日本人は、
自分の意見を
主張するのが苦手。

欧米人は、
自分の意見を主張する。

でも、
それって、
どっちがいいとは
一概には言えない。

欧米の個人主義は、
諸刃の剣で、
やり過ぎると、
エゴ中心の社会になり、
個人のエゴのために、
大勢が犠牲になることがある。
自然を平気で破壊するのも、
そのせい。

日本の全体主義は、
リーダー次第で、
よくも悪くもなる。
よいリーダーが多ければ、
日本はよい方向に進むし、
悪いリーダーに牛耳られると、
悪い方向に進む。

どっちもどっち。

なら、
和洋折衷が
ちょうど
いいんでない?

日本人は、
世界を知らないかもしれない。
日本という、
せまい社会に慣れすぎて、
世界的な視野が持ててないかもしれない。

井の中のかわず、
大海を知らず。

されど、
空の青さを知る。

ものごとには、
いつもいい面、
悪い面、
両面ある。

日本人にも、
いい面、
悪い面、
両方あるよ。
あって、
当たり前。

どちらかしか
見ないのではなく、
全体を見てみよう。

そして、
いい面に着目しよう。
いい面に光を当てれば、
悪い面は影になり、
いずれは消える。

逆もまた、真なり。
悪い面ばかり、
指摘していたら、
いい面が引っ込んでしまうだろう。

空の青さを知る
日本人だからこそ、
世界に伝えられることがある。

そろそろ、
空の青さを伝えに、
井戸を出て、
大海原に出てみようか、
日本人!

 

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