【利他】


自分という器を
まず愛で満たすのです。

それには
自分を愛すること。

自分が好きになること。

自分も愛せない人が
人を愛することができますか?

自分を愛するように
汝の隣人を愛せよと
イエスは言われました。

隣人愛は
利他への思いそのものです。

自分を愛することが
利己的な愛に終わっては
なりません。

利己的な愛を追求した結果、
今のような混沌とした社会に
なっているのではないでしょうか。

ただ我のみ尊しという思いだけだと、
利己と利己が
ぶつかり合ってしまいます。

その時に
他人を傷つけても
自分を守りたい
ということになります。

家族を守るために戦争に行く。

その思いは美しいでしょう。

家族を、自分の身を犠牲にしてでも
守る。

この思いは利他であります。

素晴らしい家族愛です。

でもね、

戦争に行くという手段は
正しくありません。

戦争は不幸の連鎖を生みます。

紛争解決の手段として
戦争を正当化してはならないのです。

戦争は敵国の兵士を殺すことです。

でも、敵国の兵士も
家族を守るために戦っているのですよ。

あなたと同じ思いで。
そのことに気づけば
いかに戦争が愚かなことか
わかるのではないですか。

利他の思いなくして
この世は
この地球は
愛の星にはなり得ない。

まず
自分の器を愛で満たすこと。

自分の器は無限ではありません。

あなたの心のうちに
無限なる愛の泉があります。

そこにつながることで
あなたの心は愛で満たされます。

あなたの器は愛であふれます。

そうしたら、
あふれた愛は
まわりに広がっていくのです。

自分のなかだけに
愛をとめないで。

愛は無限に
末広がりに
広がりゆくもの。

あなたからあふれた愛が
隣人に注がれ、
隣人の器を満たしていくのです。

人は
人から愛されることで
愛を知ります。

親からの愛。

友からの愛。

仲間からの愛。

そうした愛が
あなたに注がれ、
あなたの器を満たしていきます。

人から愛されることで
自分は愛される存在であると
実感し、
そこから自己肯定の道が開かれます。

そして、いつしか気づくのです。

自分が

宇宙という神、

銀河系という神、

太陽という神、

地球という神、

月という神、

人を超えた神に

愛される存在であると。

      よっくる(*^_^*)