(よ:よっくる、し:真我)

よ:真我さん、真我さん、私の前世について教えてください!

し:どのあたりの前世が今のあなたに影響を及ぼしているか、知りたいのだね。

よ:はい。それと、私の中の女性性の魂がいつから私の魂グループに加わったのかを知りたいです。

し:それには長い長い魂の遍歴を語らねばならない。
それともう一つ、気をつけてほしいことがある。

よ:なんですか?

し:私があなたに伝える言葉は、あなたの認識力に変換されて、書き留められる。
つまり、あなたの認識力が低ければ、真実の一部しか受け取れぬし、書くこともできぬ。
世にあまたチャネラー多しと言えども、真のチャネラーたる認識力持つ人はわずかだということを
わきまえておきなさい。
あなたが書くあなたの前世は、真実かもしれないし、真実でないかもしれない。

よ:わ、わかりました。認識力を高めて、書くようにいたします。

し:では、始めるとしよう。


・・・・・


し:あなたは自分の魂のグループが本体と5体の分身からなることは知っているね。

よ:はい。そう学びました。

し:今の地球での修行形態において、転生輪廻が採用されており、効率的に輪廻を行うために、
本体の魂より5つの分身を作り出した。
これは、今の文明の前の前のずっと前の時代のことだ。
もちろん、例外はあるが、基本的にはそのような魂の構成をみな持っている。

よ:はい。

し:ここまでは基本的知識で、では、あなたはどんな魂の修行をしてきたかということだ。
あなたは今回の文明の前はムーという文明で魂修行をしていた。ムーは昔、レムリアと呼ばれる時期もあったが、太平洋に栄えた文明だ。

よ:はい。

し:ムーは滅びたが、その文明を引き継ぐものたちが太平洋岸の各地に渡り、伝説をつくった。
北米のインディアン、メキシコのインカ文明、南アメリカのマヤ文明、そして日本。
ハワイにもその影響は色濃く残っている。

よ:私もインドネシアに行ったときに、強烈な懐かしさを感じました!

し:そうだろう。あなたが思い出すように、そう仕向けたのだ。

よ:そして、帰国後、私は「小さな妖精サラ」を書きました。

し:サラと少年の話は、あなたの魂の女性性と男性性の物語でもある。
ムーの時代にあなたがたは一緒に暮らした人生があったのだ。
素晴らしい思い出、愛深き人生だ。

よ:やっぱり、そうだったんですね!
なぜか、南の島の女性に心惹かれるんですよね。

し:あなたの前世の記憶が呼び覚まされるのだよ。
あなたの好みは今世だけでそうなったのではなく、前世で好きだったものが魂の記憶として引き継がれているのだ。
だから、自分の好きなものから前世をリサーチすることもできるのだ。

よ:そうだと思ってました。私はラーメンやギョーザが大好きだから、中国での前世があると確信してたんです!

し:日本人が中華料理を好むのは、前世で中国を経験している人が多いことの証でもある。

よ:そうなんですね。だから、やっぱり日中友好、中日友好が大事なんですね!

し:真の意味では、あらゆる国、地域に一度は生まれていると言ってもいいくらいだ。

よ:そうですよね。人類は皆兄弟!

し:あなたは日本での修行を最近では続けてきたが、その前は中国だった。
あなたも気づいているように、三国志の時代にあなたはそのうちの一つの国で重要な役割を果たしているのだ。

よ:やはり劉備玄徳の国ですか?

し:そうだ。

よ:やっぱり!

し:あなたは劉備より遅く生まれた。劉備の息子と同じ世代だ。そして、劉備亡き後、国が滅ぶのを経験した。

よ:悲しい経験をしたんですね!

し:後世の人は、あなたたちのことを悪しざまに言うが、天上界の評価はそれほど悪くなかった。
国を維持することにこだわり、民衆を巻き込んで戦争することをあなたたちは選択しなかった。
平和的解決を選んだのだ。
その結果、国はなくなり、あなたたちは魏の国で捨て扶持の余生を送った。
あなた自身、そのことを恥じて、死んでからも反省行に長い間入っていたのだよ。

よ:劉備たちが英雄すぎましたからねえ。あとを次ぐ人は大変ですよね。

し:本来は、劉備が天下を平定して、あなたたちに引き継ぐシナリオだったのだが、手をつなぐはずの曹操と敵味方に分かれたため、実現しなかったのだ。

よ:本当は、手をつなぐ仲間だったのですね!

し:そうだ。生まれる前の計画ではそうだった。だが、この世での人生は生まれてから決めることも多いものだ。
自由意思で生きることが認められているからね。
劉備と曹操は二人が手をつなげば、大きな力を発揮するが、仲違いすれば、互いに拮抗する定めを持っている。
三国志の時代には残念ながら、手をつなぐことはできなかったのだ。

よ:残念だなあ。

し:その後、あなたの魂の兄弟のサムライが中国の唐建国に立ち会うべく、生まれた。
そのサムライは少林寺という達磨大師が壁に向いて座禅をして悟った寺で修行することを選んだ。
少林寺は武術にも熱心な寺で、サムライは僧として仏法を学びながら、武術をも体得するという一石二鳥の人生計画を持って、生まれたのだ。

よ:確かに効率的ですね。文武両道だし。

し:そして、少林寺は唐の建国に大きな力を果たした英雄・李世民(り・せいみん)を応援し、暴虐の限りを尽くしていた隋の煬帝(ようだい)を革命により打ち倒したのだ。

よ:ちょうど、日本では遣隋使を送ってた頃ですね!

し:そうだ。聖徳太子が日本の国政改革を行っていた時代だ。
あなたはその事業には参加せず、中国でがんばっていたというわけだ。

よ:そうだったんですね! 聖徳太子の法も学びたかったなあ。

し:後に別の時代に、あなたのその希望はちがう形で果たされるのだが。
それはまた別の話だ。
あなたは唐の建国を成功させる役割に貢献したことで、三国志時代のカルマを精算したのだ。
そのサムライが天国に戻ると、本体であるあなたも反省行から自らを解放することができたのだ。

よ:何年くらい反省してたんですかね?

し:地上で何年たっていたか、中国史をひもとけばわかるだろう。天上界には時間というものはないからね。

よ:ええと、三国時代が200年代前半、唐が600年代前半だから、400年くらいかあ。

し:天上界では、それもあっという間の時だ。
その後、あなたは日本で修行したいと思うようになった。
もともと、ムーから日本に上陸した人々が「天孫降臨」で言われる天津神たちだが、あなたは国津神として、天津神を日本に受け入れ、各地を案内した。猿田彦がそのリーダーだが、あなたはそのチームにいたことがある。
それくらい昔の日本に、あなたはいたことがあるのだ。

よ:ムーにいた私が、日本土着民族の国津神ですか。面白い流れですね。

し:さまざまな立場の人生を経験した方が学びが深まるのだ。今は敵国だと思っていても、実は別の人生ではそこで暮らしているものだ。
日本と朝鮮の関係や、日本と中国の関係をごらん。どこの国も、あなたがたの魂にとっては、祖国であり、故郷なのだよ。

よ:そういうことがわかると、いがみ合うことが意味がないとわかりますね!

し:そういうことだ。この世だけの価値観に縛られすぎると、限定的なものの見方になってしまう。
前世もひっくるめて、トータルで俯瞰すれば、世界平和が当たり前だと気づくだろう。

よ:早く、みんなにも気づいてもらいたいなあ。

し:そのことを伝えるのも、あなたの使命であるのだよ。だからこうして、あなたの前世物語を書いている。

よ:ああ、そういうことか。

し:そういうことだ。



(2015年2月1日)



よっくる