パノラマ大空


(写真は佐藤直輝さんです)



【大空】



大空は、世界につながっている。


陸には国境があり、

海には領海がある。

人類は所有したがる。

そして、領土をめぐり、

争う。

本当は誰のものでもない地球を

奪い合う。


でも、空は、

それぞれの国の上に

空があり、

空はつながり、

地球をおおう。


空を天と呼び、

人々は崇拝してきた。

手に届かぬものだから、

支配できぬものだから、

そして、

天の行いに抗するすべを持たぬから、

人は地におり、

天をあおぎ、

畏敬の念を持つ。

天は神のすまいにして、

人々の手の届かぬ高み。

そう、心で感じてきた。


そう、大空は、神様のキャンバス。

雲を描いて、

空を彩る。

青い空の深さや、

夕日に照らされるあざやかさ、

満天の星空に見る宇宙の不思議。


空は、異界に通じる窓でもある。

龍がまい、

鳳凰がはばたく。

それは自然に存在するエネルギー体が具象化したもの。

天の住人にして、

神様の眷属。


よどみない大空は、

地球をおおい、

宇宙に通じる。


大空を見上げ、

神の臨在を感ぜよ。



よっくる(^-^)/