【アダムとイブ】
アダムとイブは、
一つのリンゴ。
リンゴを分けた。
神様、分けた。
リンゴは二つに半分こ。
それぞれ、アダムとイブと
名がついた。
アダムは男性性。
イブは女性性。
でも、もとは一つ。
神様のもとで一つ。
アダムとイブは、
宇宙冒険の旅に出た。
出会いと別れを繰り返し、
くっついたり、
離れたりしながら、
神様のなかを
ぐるぐる回る。
アダムとイブのロンドを
神様は見て楽しむ。
アダムは、
百人になり、
千人になり、
イブも、
百人になり、
千人になる。
さまざまな個性に分かれ、
ロンドを踊る。
時には相手を変えてみたりしながら、
無限の時を楽しむ。
千人のアダムが万人になり、
千人のイブが万人になる。
宇宙の広がりとともに、
アダムとイブも増える。
宇宙のさまざまな星での
さまざまな営みの中で、
たくさんのアダムとイブが
男女の愛を表す。
いろんな愛の形があり、
幸せな愛、不幸せな愛、
それも、さまざま。
男女の愛は、
宇宙でもっとも深く、
もっとも難しい愛の形。
男女に分かれ、
不完全なまま、
魂は転生し、輪廻する。
時には男性に、時には女性になり、
両方の立場での人生を経験し、
学ぶ。
どちらが優れているということもなく、
どちらも尊いということ。
ただ、神様に与えられた役割が違う。
アダムはオフェンス、
イブはディフェンス。
アダムは与える性、
イブは受け入れる性。
アダムは父性、
イブは母性。
アダムは陽、
イブは陰。
アダムとイブの物語。
それは、あなたたちの物語。
よっくる(^-^)/
