『楽園のカンヴァス』原田マハ | Spice to daily life in America

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フルタイムで働くアラフォーワーママ。まさかの海外赴任が決まり、2023年4月からアメリカでのワーママ生活が始まりました。夫、息子たち(3歳と8歳)とのドタバタ4人暮らしです。

前回の読書に続き、原田マハさん。

今度は『楽園のカンヴァス』


〈内容〉
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンは
ある日スイスの大邸宅に招かれる。
そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。
持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、
手がかりとなる謎の古書を読ませる。
リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。
ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。
山本周五郎賞受賞作。




いやー、、、ものすごく面白かったです!!!

展開が気になって気になって、そわそわ。
次にどんなエピソードが出てくるのか?
パンドラの箱を開けているような気分になりながら読みました。

オリエとティムのライバル関係もとっても素敵だし
オリエの今の生活も、なるほどそういうことね、と
読み終わってみると納得だし。

ラスト、そこで終わっちゃうの?? と思いましたが
この後の展開は、読者の想像にお任せします、
ってことなのかな。



私は、絵の知識は全くないのですが
ルソーの絵って、なんか好きなんですよね。
知ってる絵や画家がたくさん出てきたのも
読んでいて嬉しかった点です。


あー、美術館に行きたいなぁ。
可能ならば、ニューヨーク近代美術館に行きたいなぁ。

なーんて『モダン』を読んだ時の気持ちが、より一層強くなりました。


『モダン』は短編集でさらりと読めましたが
今回の『楽園のカンヴァス』では
どっぷり、原田マハさんの世界観につかることができました。


うーん、本当に面白かった!!


もう一冊、原田マハさんの作品を借りてきたので
次の作品も、読むのが楽しみです照れ