月に2回、お茶のレッスンに通っているのですが
先日のレッスンの際に頂いた和菓子が「きせわた」でした。
きせわた=着せ綿
無知な私は「きせわた」という言葉自体、初めて聞いたのですが
先生が親切に教えて下さいました。
着せ綿とは、昔の習慣で
重陽の節句(旧暦 9/9)の前夜に、菊の花に真綿をかぶせておき
当日の朝、朝露を含んだ綿を菊からはずして
菊の香りのついた綿で、体をぬぐっていたそうです。
そうすることで、健康で長生きできると信じられていた、と。
そのため、お茶の世界では、重陽の節句が近くなると
この「着せ綿」を模した和菓子を、お茶菓子にするそうです

この画像は、お借りしたものですが
私が頂いたのも、まさにこんな和菓子でした。
ほのかな甘さで、とっても美味しかったです

お茶菓子で季節の移ろいを感じるというのは
とても素敵なことですよね。
自分で和菓子を買うことは、なかなかないので
こうやって、お茶のレッスンの時に
先生のお話と一緒に頂く和菓子は
毎月のお楽しみ時間です
