『鈍感力』渡辺淳一 | Spice to daily life in America

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フルタイムで働くアラフォーワーママ。まさかの海外赴任が決まり、2023年4月からアメリカでのワーママ生活が始まりました。夫、息子たち(3歳と8歳)とのドタバタ4人暮らしです。

馬込ローズさんがブログ(リンクはコチラ)で紹介されており
読みたい! と思ったので、早速読んでみました。

渡辺淳一さんの『鈍感力』

鈍感力 (集英社文庫)/渡辺 淳一

¥420
Amazon.co.jp

渡辺淳一さんと言えば『失楽園』が有名ですが
こちらの『鈍感力』はエッセーです。
其の壱から其の十七までの、十七章仕立て。

なるほど・・・ と共感できるポイントが
たくさんありましたが、特にいいなと
思った章を3つ抜粋します。

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①それぞれの世界で、それなりの成功をおさめた人々は
 才能はもちろん、その底に、必ずいい意味での
 鈍感力を秘めているものです。
 鈍感、それはまさしく本来の才能を大きく育み、
 花咲かせる、最大の力です。

②人間の五感など、様々な感覚器官において、
 鋭すぎることはマイナスです。
 鋭い人より鈍い人のほうが
 器官を消耗することもなく
 よりのんびりとおおらかに、長生きできるのです。

③さまざまな人の、さまざまな癖や態度が気になる人もいれば
 あまり気にならず、そんなことはどうでもいい、と思う人もいます
 このあたりは人それぞれの完成ですが、一つだけはっきりしていることは
 さまざまな不快感をのみこみ、無視して、明るくおおらかに生きる。
 そんな鈍感力を身につけた人が、集団の中で勝ち残るということです。

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書いてあることは、とにかく共通して
「適度な鈍感力を身につけて
 細かいことは気にしすぎず
 大らかにいきましょう」

ということ。

実は私、もともとは、小さいことを気にするタイプ
(関西弁で言うところの"気にしい")でした。
が、あるタイミングで「これじゃダメだなぁ」と思い
それからは、細かいことを気にしないように・・・・
と、おおざっぱになることを心がけてきました。

その方向性は間違ってないよ、と
言ってもらえたような気がして
なんだか嬉しくなりました。


空気を読む・人の顔色をうかがう、という
日本人の美徳も素晴らしいと思いますが
何事もバランスが大事。

鈍感力と敏感力。


うまくバランスを取っていきたいものですニコ