『神様の女房』から学べることがたくさん。 | Spice to daily life in America

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フルタイムで働くアラフォーワーママ。まさかの海外赴任が決まり、2023年4月からアメリカでのワーママ生活が始まりました。夫、息子たち(3歳と8歳)とのドタバタ4人暮らしです。

『神様の女房』を読みました。

経営の神様、と呼ばれ、今でも支持者の多い松下幸之助さんの
奥様 むめのさんについて書かれた本です。

神様の女房 [ 高橋誠之助 ]

¥1,365
楽天

「今とは時代も違うし、全部を参考にできるわけじゃないよね」
ぐらいの気持ちで読みはじめましたが、非常に学ぶことが多い本でした。

単なる "内助の功" という言葉では表すことができない
むめのさんご自身の考え方・生き方。
とても共感できました。

きっと、むめのさんが今の時代に生きておられたとしても
同じように、ご自分のポリシーを強く持ちつつも
いい距離感で、旦那様を支えておられたんだろうと思います。

以下、特に心にしみた内容です。

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人生は誰かからもらうものではなく、自分で切り開くもの。
人からもらったものはすぐになくなる。
自分で手に入れたものは簡単には失わない。


他人が言うことを聞いてくれないのは、自分が至らないから。そう思うこと。
言うことを聞かない、と腹をたてても仕方がない。そう思うこと。


いざという時には相談相手になれる。
あくまで参考にしてもらう程度でいい。
聞かれたときに答えられるように準備をしておく。

女房も努力する。勉強もする。

主人の仕事を陰ながら支えるのが妻の務め。
それだけではなく、妻も自分で努力をしないといけない。
主人の成長に自分もついていく。
主人がひけめを感じない、邪魔にならない妻にならないといけない。
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幸之助さんが、会社のことで悩んだり迷ったときに
独り言のように家で話をされることがあったそうです。

その時に、適切なコメントができるように
さまざまな分野にアンテナを張り、新聞を何紙も隅から隅まで読み
その "いざ" に備えておられたそう。


内助の功=家のこと一切を取り仕切り、旦那様が何もしないでいいようにする

ぐらいの意識だったのですが、そんなレベルじゃないんですね。



女房も努力する。勉強もする。
旦那様の夢を二人で一緒に追いかけられるように。





そんな夫婦でいたいですね。