7月末に、Hさんという方より
外でひとりで暮らす子猫の相談がありました。
ビクビクしながらもごはんを食べに来る様子の、3-4ヶ月の子猫です
自分は飼ってあげられないけれど、何とかしてあげたいとの相談でした
動画を見た様子からは緊急性は感じられませんでした
Hさんは、ご友人にこの子を飼って欲しいと頼み、捕獲を試みたようですが、
捕獲がうまくいかず子猫を怖がらせて引っかかれ、怪我をしてしまったそうです
見たところ、警戒心がしっかり根付いていて、人からごはんをもらうという術を知っている子。外の車や人間の危険はあれど、生きてく力はある子だと思いました
外猫は野生動物ではありません。伴侶動物のイエネコが人間の手によって外に出され繁殖してしまった結果、
外で暮らすことを余儀なくされているだけ。
外の生活は危険がいっぱいです。
しかし、今いる外猫みんなを家に入れることは実際不可能だし、人間の怖さ、外の危険を知っている猫に対しては、
家に入れることが絶対に正しいことだ!…とは私には思えないし、
みんなを家に入れてストレスなく暮らさせることはできません
せめてそれ以上外で暮らす猫が増えないようにすること。
外猫を増やしてしまった人間の責任として、それくらいは介入するべきだと思っています。
T…捕獲する
N…不妊手術する
R…元いた場所に戻す
M…餌やりと管理を続ける
Hさんは、その子猫をせめて不妊化してあげないと、おそらくメスだからそろそろ妊娠してしまう💦
と10月に入り、また相談に来られました。
確かにそろそろ初産をしてもおかしくない月齢です。

・餌やり時刻を決めること
・誰が餌を与えているか知り、捕獲に向けて餌やりを制限すること
・捕獲予定時が雨天だったことを考え、餌やり場所を決めること
・可能なら数日前から捕獲器の中で餌やりをすること
など、捕獲成功のためのポイントはいくつかありますが、Hさんに関しては、全てよく準備されていました✨
そして小雨は降っていたものの予定通り捕獲器にIN

大事をとり、4日後に無事リターンできたという知らせが来ました
そしてちゃんと翌日、ごはんを食べに現れてくれたそう

これから、寒い冬が来ます。そして季節が変わるとまた虫がついたり風邪をひいたり、外猫は本当に本当に過酷な生活を強いられます
リターンは辛いものです
でもせめて自分の為だけに、美味しいごはんをもらって頑張って生きて欲しいと思います。
耳カットしている猫がいて
明らかに状態がが悪くても、誰かが餌をやってるんだろうから放っておいていい~と思う方がいるようですが
それはM(マネージメント、餌やり管理)ができていないということなのです。
家猫でも外猫でも一緒
最期までお世話をしてあげてくださいね