保護して1週間で早産した妊婦猫トワちゃん | NPO法人108猫-トワネコ-活動記録

NPO法人108猫-トワネコ-活動記録

大分県の外猫が1匹でも幸せに暮らせるよう、有志が集まり2023年に発足した団体です。
外猫を不妊手術して地域猫にする活動、行き場のない猫の保護の活動、そして保護猫の里親募集について発信します

4月半ば、DMで相談がありました。
「数日前から野良猫が庭に来ていて、お腹がかなり大きいようなんです。どうしてあげるのが1番いいか…」とのことでした。
またまた妊婦猫ですガーン

送られた写真を見ると

かなり大きそうには見える💦
早速現地に行ってみると、猫さんが小柄なせいもあり、下腹が大きく横に張り出していました。

相談者さんは以前、カラスでつつかれている子猫を保護したり、酷い猫風邪の子猫を保護してお家に迎えたという経験があったようで、今回も、ふと現れたこの妊婦猫さんは、助けを求めているのではないか…と思ったようです。

この妊婦猫さんに対して
「この子のお腹の大きさ、健康状態によっては堕胎も検討」
「産ませるならその後のママ猫さん、子猫について話し合いながら我々の方針に合わせて頂く」
という諸々をお話し、捕獲予定日を設定し、それまでなるべく捕獲器を使わずに上手く保護できる方法で捕獲すべく、警戒心を解いてもらいましたニコニコ

相談者さんのうまい誘導で、捕獲器を作動させず入ってもらうことに成功びっくりマーク

そして、メンバーさんの運搬の連携で、預かりメンバーさん宅へ移動しました🚗³₃

預かりメンバーさんが病院で診てもらった結果、
「風邪をひいている」
「怪我をしている」

「お腹の赤ちゃんはまだまだ小さい」

とのことがわかりました

猫さん、なかなか落ち着かず粗相と夜鳴き…そして食欲不振… 風邪の悪化…



涙も鼻血も出て、とても心配しましたショボーン

後で思えば移動の刺激で陣痛が始まってしまったのか、陣痛が辛かったのか…
不安定な体調が1週間続いた後、
とても小さい赤ちゃんを4匹、
死んだ赤ちゃんを2匹
産みました泣くうさぎ
生きて産まれてきてくれた子も、袋が破れず介助が必要だったそう💦

4匹、小さいけどしっかりお乳に吸い付いていますおねがい

亡くなっていた赤ちゃん。トコちゃんというお名前をもらい、
預りさんのお庭がずっとのお家になりました泣

ママ猫さんは相談者さんが「トワちゃん」と名付けてくれました。
トワちゃん、食欲も出て、子育てを頑張ってくれています。




✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼

トワちゃん保護の時に、餌やりさんにコンタクトをとることができました。トワちゃんは何度目かの妊娠だったようで、これまで産み場所にしていた建物が取り壊されてしまったため、場所を探して相談者さんの家の庭に現れたのだろう、とのことでした。

餌やりさんの家の周りには、まだ妊婦猫さんが2匹いて、話を聞くと2匹ともトワちゃんが去年産んだ猫だと言いましたガーン

ここまで関わったからにはトワちゃん一族の繁殖を止めなければ……💦
と、すぐ病院を予約し、餌やりさんにケージをお貸しし



まだ幼い顔の妊婦さん。

それぞれ、もうあと1週間もしたら出産を迎える程の大きさの赤ちゃん、4匹と3匹をお腹に宿していました。

堕胎は、悲しいことです。
でも、7匹が産み落とされた後、また何代も繁殖が続く。
その間に悲しい死や危険がたくさん。。

その連鎖を考えると、ここでこの一族の繁殖を止められて良かったと思います。
トワちゃんの最後の出産で産まれた4匹を無事に元気に育て、永遠のお家に送り出し、終わりにしたいです。

猫は愛護動物。不遇にも外で懸命に生きる外猫さんに餌やりをすることは違法ではありませんニコニコ

でも餌やりを始めたら、メス、オスの把握をして、早期に繁殖を止めておかないといけませんね。