奈良東大寺二月堂 の
「お水取り」 に先だって、
毎年3月2日
福井県小浜市にある
若狭神宮寺 鵜乃瀬
で行われる神事があります。
その神事に参加させていただきました。
駐車場代は無料。
この駐車場から先は
一般車両は通行禁止になります。
駐車場から神宮寺まではシャトルバスか徒歩のみ。
シャトルバスは片道200円です。
この臨時駐車場敷地内からシャトルバスが出ます。
バスを降り
神宮寺に向かいます
「お水送り」
午前11時
神宮寺先の鵜乃瀬からさらに約1km先に
下根来(しもねごり)八幡宮があります。
下根来八幡宮で営まれる山八神事から
この行事はスタート。
どんな神事か調べると
神宮寺の僧侶と神人がカシの葉に息を吹きかけ、
手を交差させて後ろに投げます。
これは、体内に宿った悪霊を振り払うためだそうです。
それから赤土をお神酒で練ったものをご祈祷してからなめて、
残り土で外陣の柱に勢いよく「山」と「八」の字を書いて
豊作を祈願します。
(見学不可)
13時
神宮寺本堂 で 修二会 が営まれます
(見学不可)
修二会の正式名称は
「十一面悔過(じゅういちめんけか)」
と言います。
十一面悔過とは、
われわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔(さんげ)することを意味します。
(東大寺サイトより)
そのあと神宮寺境内 において 弓打神事。
紫の装束に身を包んだ氏子代表が古式にのっとり、30メートルほど離れた的に向けて弓を放ちます。
祭り関係者が、怨霊魔事を退散させます。
二本の除魔矢(破魔矢)を放ちます。
そして、弓道師範により四方祓いの射儀式が行われます。
師範は、弓を持ち東西南北を向き、
その後的に向けて矢を射ります
(見学可)
13時半
神宮寺の境内において奉納弓射大会
(見学可)
17時半ごろ
白装束の僧がホラ貝を吹きながら
山門から入場してきました
18時
神宮寺本堂 で 修二会を営まれます
日が沈むとだんだん冷えてきました。
本堂の様子は
わかりません!!
何か音だけが聞こえます。
18時半
神宮寺本堂の回廊から赤装束の僧が7メートルほとある大松明(たいまつ)を
左右に振りかざす
達陀(だったん)の行が行われます
19時半
大護摩が終わり、
壇から手松明に火をいただいて鵜乃瀬まで行列。山伏姿の行者や白装束の僧侶らを先頭をいく大松明の長さは約7m。
その後ろを中松明。
一番後ろに一般の私達。
松明行列
2Km上流の鵜乃瀬へ向かいます
風で松明の木や燃えかすが飛んできて、
怖かったです
私が持っていた松明は鵜乃瀬に行くまでに
消えてしまいました。
20時半すぎ
鵜乃瀬 の 大護摩。
炎の中にお不動様の化身、倶利伽羅龍王を見られた方は、一年の健康や願いが成就します。
神事の始まりです。
白装束の住職が祝詞を読み上げ、
竹筒からお香水(こうずい)を遠敷川へ注ぎます。
お香水は10日間かけて
奈良東大寺二月堂「若狭井」に届くといわれています。
例年ですと、
この鵜乃瀬の神事も近くで見ることができるそうですが
今年は土曜日ということもあり
観光客、地元の方々など
たくさんの見学者で一般は入ることができません。
一般参加の私たちは遠くからしか見ることはできませんでした。
松明行列もすごい人で
かなり時間もかかったようです。
とても残念です
奈良の東大寺二月堂「お水取り」は
3月12日に行われます。
これで一連の神事はおわりました
厳粛な思いとなり、かつ荘厳さに
とても感動しました。
ありがとうございました。