古寺の庭園に椿が一つ。

落ちたばかりなのか、とても綺麗な紅い色をしていました。

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奥山の 八つ峰の椿 つばらかに 今日は暮らさね ますらをの伴 
(意味・奥山の峰々に咲く椿のように、心ゆくまで今日は楽しい一日を過ごしてください。立派な男たちよ。)


あしひきの 八峯(やつを)の椿 つらつらに 見とも飽かめや 植ゑてける君  
(意味・つくづく見ても見飽きることがあるでしょうか、この椿を植えたあなたを。)

どちらも大伴家持の歌です。


花言葉は、
「控えめな愛」「気取らない美しさ」


椿の花は花ごとポトンと落ちるから
縁起が悪いとされているようですが
年賀状にもよく使われますね。


冬の寒さや風にも耐えじっと待ち
鮮やかな紅い花を咲かせる

魅力的な花ですね

でも、たった一つ…なんだか淋しそう…

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