自分の母親が亡くなるのは
まだ先だと思っていた。
まさか自分の母親が
『ガン』 で亡くなるとは考えてもいなかった。
余命を聞かされてから覚悟はしていたけど
未だ母の死が信じられない・・・何故だろう・・・
ちゃんと現実では受け止めている。
実家に戻れば母の遺影があるし
弟が購入した仏壇もある。
それなのに帰ってくる気がする。
自分の母親のコトなのに
まるで他人事のようにも思う
実家は近くても
離れて暮らしてた年数が長かったからかもしれない
一人になった父を見ると
心配で仕方が無い
母の写真を見る姿が
寂しそうで見ていられない
優しい言葉ひとつ掛けてあげればいいんだけど
私は敢えて口煩く注意する。
私は父の『娘』だから・・・
優しい言葉は誰にでも言えるコト
気休めの優しさなんて私には言えない
家族だから娘だから言える本音もある。
親戚ほどあてにならないって本当よね。
もちろん私も弟もあてにはしていない。
口では心配してるように言ってくれるけどさっ!
ちゃんとすべて清算してるから大丈夫だっての!!
そんなに心配するなら・・・
金置いてけっての!!
