長年付き合っていた彼女と別れた弟・・・
母も含め私達家族は
その彼女が弟の嫁になるもんだと確信していた。
名古屋に帰省の時は
仲良く一緒にきてくれていた。
はじめて彼女に会った時はまだ10代だった。
一言で言えば 『若い、若すぎる・・・。』
けど、見た目とは違ってシッカリしている。
弟には勿体無いとさえ思った。
『前からうまくいってないんだ・・・。』
ポツリと洩らした一言に私はその原因が気になった。
『もしかして、、、お母さんが原因なん??』
母のコトが原因の一つなら
まだ彼女を説得するコトができるかもしれない。
けど、原因は言わないけど
母のコトではないらしい・・・。
二人の問題なら・・・
私が心配しても仕方がないか・・・
けど、父は違う。
長男の弟がいずれ父の面倒を見なきゃいけない。
その時は・・・母はいないにしても
名古屋に来ることがイヤなんじゃないかとか
母の病名を知ってあちらの両親が反対してるのかとか・・・
父は自分のせいで二人が別れたと思い
涙声で電話を掛けてきた。
そうじゃないんだよ、、、
もう子供じゃないんだから
二人で決めたコトに何言っても仕方がないんだよ・・・。
縁が無かった・・・
そう思うしかないんじゃないの??
私だって寂しいよ・・・
籍は入れてなかったけど
義妹だと思って接してきたんだもん。
でも、彼女には感謝している。
弟のこと、私の家族のこと
大切に想い接してくれたコトには感謝している。
彼女の地方訛りの話し方や
のんびり話す口調が私は好きだった。
彼女の話を聞いてると
優しい気持ちになり癒された。
彼女のお陰で弟は
きっとあんなに優しい口調になったんだと思う。
何もこんな時に別れなくてもいいのに・・・
そんな風に思ったりする
『あんたは大丈夫なん?』 その問いに弟は・・・
『オトウの事、頼むなっ!』
自分のことより父を心配する弟・・・
あんたは本当に優しいね。
・・・私は、、、自分のコトしか考えてない
冷たい姉です・・・