『どうして母ちゃんなんだろう・・・』
父が号泣しながら言った。
『・・・そんなコト今更言っても仕方がないよ。』
駐車場に車を止めながら
一人病室に残した母を想い二人で泣いた
昨年の9月から背中、腰が痛く
骨盤矯正に通院してた母
この頃から痩せ始め何かの病気じゃないかと母の友達が言いはじめ
心配になった母は近くの大きな病院に検査をしに行った。
血液、尿、便、CT,MRIと、、、
検査をしたが特に異常がないと言われた、、、
ただ、背骨が曲がってるからと湿布と軟膏をもらって帰った。
付き添った私も、母もホッとしたのを覚えている。
膵臓ガン、、、一番ガンが見つけにくい部位だと後で知った。
早期発見が難しいだけに
症状がでた時にはすでに手遅れで見つかるのが多いと・・・。
この時に胃カメラをし腫瘍マーカーでもしてたら
ガンは見つかったかもしれない。
見つかったとしても、、、余命半年かぁ、、、
ガンと知らずに過ごしていた数ヶ月
それが良かったのか悪かったのか、、、分からないけど、、、。
痩せた理由を母は
『体が痛くて食欲がなくない』
体調が悪いと横になって出歩くことはできないので
エネルギーを消耗しないから食欲もでないと勘違いしてた私
『体を動かさないと筋肉も付かないし食欲もでないから
体調がいい日は歩いて体力付けないといけないよ。』
横になってばかりいたら寝たきりになってしまうのが心配だった。
私が知っている母は
家の中でもジッとしてなくて
何かしている母の姿
その母が伏せっているのが信じられなくて
その姿を見るのが辛くなった。
いつも独り言のように
どうでもいい話をする母
おしゃべりが好きで世話好きな母
世話好きが返って『おせっかい』になる時がたまにあるw
親子の会話がほとんどなかった、、、
もっと色んな話をすればよかったと今になって想う・・・。