『余命3ヶ月』 そう聞かされた私と父は
先生の話が何を言っているのか理解できなかった。
ただ、、、母には僅かな時間しか残っていない、、、
ガンと宣告されただけでもショックが大きいのに
余命3ヶ月って聞かせれても・・・
テレビドラマのように先生は淡々と母の現状を話す
父は涙を流し私以上にショックも大きい
『私がシッカリしないと・・・』そう思い、涙を堪えた
病院の廊下で一人、、、泣いた
ガンと聞かせれた後、母に会うのが辛かった。
母には言えない・・・ガンのことも残り僅かってことも・・・。
母の手を取り
『早くよくなってね』 精一杯の強がりだったけど
涙が止らない
この日まで大きな病気もケガもなく
入院するのははじめての母
『がんばるからね。』
母は泣いている私に笑顔で言った
この時、父と私は
母には本当の病名を言っていない。
最後まで言わないつもりでいた・・・
言わないじゃなく、、、言えない、、、
でも母はどうだろう・・・
知りたいのか、、、そうでないのか、、、、
『重度の貧血と栄養失調』
胃からも出血してるから食事はしばらくできないと伝えた。
12月18日
この日から家族の苦悩がはじまった。