以前、オーダーメイドで注文したコゼパニアの話を書いた。
コゼパニアを買ったコゼバッグは、ハンドメイドでメッセンジャーバッグやパニアバッグ等、自転車乗りにむけたバッグを製作している。
店舗兼自宅は京都にあって、コロナ禍以前は、たまに東京で受注会を行っていたようだが、コロナ禍中は受注会はなく、東京から注文するには、簡単なオーダーがOVE南青山ができるのと、ネットオーダーだけだった。
そこで、昨年は京都旅行に行きがてら、お店に寄ってオーダーした。
やはりオーダーメイドというのは、使い勝手もいいし、自分だけのものという愛着がわく。オーダーというのを別にしても、ハンドメイドの風合いを感じる。
そんなコゼバッグが、コロナ禍も明けたということもあり、久しぶりに東京で展示受注会を行うというハガキが来た。会場は古美術上田 谷中店で、REW10Worksというショップと合同で行うらしい。
まだバッグをオーダーする予定はないけれど、いろんなバッグを見るのは楽しいし、訳あり品をお得な価格で少し置いているとも書いてあったので、出かけてみることにした。
古美術上田 谷中店は、日暮里駅を降りて、谷中銀座商店街を抜けてすぐのあたりにある。
夕やけだんだんの階段を下って、ちょっと小腹が空いているので、たこ焼きをいただく。
商店街からほんの少し入ったところにあるたこ焼き屋。
とにかく、トロトロアツアツ方向に振ったたこ焼きで、トロトロアツアツ好きには最高だと思う。
自分の好みは、もう少し表面はカリっとしていると嬉しいな。
古美術上田は、もうお店としてはやっていないらしい。
道から少し入ったひっそりとした場所だが、数組のお客が入っていた。
ステッチの入ったバッグなどもあり、見ていて楽しい。
メッセンジャーバッグ、トート型メッセンジャー、コゼパニア、フレームバッグ、サドルバッグ、ハンドルバッグ、その他小物などいろいろな商品が並んでいる。
布地や糸の色見本がたくさんあるのが、このお店の特徴でもあると思う。
そして、オーダーはサイズだけでなく、いろいろな注文をできる範囲でかなり聞いてくれる。あと、修理も請け負ってくれるしね。
ちなみに、一緒に展示受注会をやっているREW10Worksは、自転車フレームオーダーをはじめ、パーツオーダー、金属を使ったアクセサリー、鉢などの小物、アパレル等、スチール製品を中心に幅のある製作をしているみたい。
ビニールに入れられた幾つかのバッグが、訳あり半額品だという。どのあたりが訳ありなのかと尋ねたら、前にほぼ日のイベントで大量に製作した関係で、一部在庫品となったものだそうだ。
場所を圧迫するが、ネットで半額販売はお客さんのことを考えるとしたくないし、売れなければ廃棄するということなので、それはもったいない。
せっかくなので、見てみたところ、一点、色がかなり好みのバッグがあったので購入させていただいた。ラッキーだし、捨てられなくてよかったし。
購入したのは、メッセンジャーバッグSサイズ。
メッセンジャーバッグを買うのは初めてになる。
背中に汗をかくのが嫌で、パニアばっかり使っているけど、真夏以外なら、近距離は肩掛けの方が気軽に運用できそうだ。
コゼバッグは色の組み合わせを値札に書いてくれていて、このバッグのボディと角補強、トリムは黒、ポケット、インナー、糸は水色。
布地はコーデュラで丈夫そう。
かわいい猫と自転車のマークももちろんついている。
メッセンジャーバッグのフラップが広いのはわかっていたが、オープンする口も丸い曲線でデザインされていて、布も単純な真っすぐ平たい形ではないんだな。
フラップを開いた中は結構大きく広がる。
Sサイズは、A4クリアホルダーだと、横は少し余裕があって、縦はぎりぎり。まあ、フラップを浅く閉めれば少し余裕があるんだけど。
ポケットは内側には一つ。
外側に二つ。
肩にかけてフラップを開くと、ポケットが3つ並んで見える感じになる。
背面はこんな感じ。メッセンジャーバッグのショルダーベルトの付き方って独特だよね。
しっかりした長いベルトを、バックルで調節する仕組みになっている。
片手で調節する方法の説明書がついている。
この日は、実際にこのやり方を実演して教えてもらった。よく考えられているなあ。
角もしっかり補強されていて、安心感がある。
普通にショルダーバッグとして掛けるとこんな感じ。
普通に買うと、どうしても大きいサイズを買う性格なので、こういう機会でないとSサイズを買うってなかったかも。新たなバッグを大事に楽しく使わせてもらおう。