皆さん、こんにちは&こんばんは!
先週は毎月恒例の残業ウィークだったもので、
7:30:出発
22:00:帰宅
で、帰ったら即寝る。という毎日だったので楽器に一切触れずモヤモヤ。
疲れてベッドに入った瞬間に爆睡できる日もあれば、ベッドに入ってジッとしていても疲れすぎて逆に眠れなくて3時過ぎ頃にやっと眠りにつくという日も多く、先週はおそらく合計で15時間ぐらいしか睡眠を取れていないんじゃないかと思います。
(いやホント、疲れすぎてると逆に眠れないよね…w あれ何なんだろうホント…^^;)
だけど練習しなくてはいけないものが沢山控えているので今日はスタジオホッパーに楽器をいっぱい持って行ってひきこもりになって夜まで沢山鳴らして練習してきます。
練習の為でもあるのだけど、新しいイヤモニ環境としても新調したので今日はそのことに関するお話です。
18歳の時に買ったのでもう19年ほど音楽活動をともにしてきた相棒であるMTR、KORG D3200 がお逝きになられた。
今までYouTubeでアップしてきたドラムやオカリナ演奏動画も全てこれで録音してきました。
D3200との出会いはまだ学生時代だったころ、おそらく16~17歳ぐらいだったと思います。
某島村楽器店で店頭にならぶMTRを見て回っていたら当機が目に入った。
「これ…、ドラムの録音で使えるかも…!!」
と、目にした瞬間に将来自分がドラムの録音で使う姿が容易に想像できた。
「これ、社会人になって給料入ったら絶対買うぞ!!」と心に決めて、18歳で社会人になって働き始めて2ヶ月目の給料で当機を即購入したのを覚えています。
あそこで迷いがあって買っていなかったら今の僕は無かったといっても過言では無いと思います。
(余談ですが。僕、「これだ…!」と決めたものは壊れるまで一生続ける癖があり、長い事使っているものが沢山あります)
そんなD3200。
厳密にはとっくに壊れてしまっていたのですが、生産終了してるけど同じ機種を中古でも良いから買って今後も活動で同じ機種を使い続けていくことにするのか、或いは別の機種に乗り換えるのかでずっとネットを調べながら模索し続けておりました。
(壊れる前から実はここ2年ほどずっと模索し続けていました)
まだ作動自体はするし問題なくレコーディング自体はできるのですが、D3200に録音した音源を本体からPC接続フォルダに書き込む為の D3200 のHDD内のスペースが破損してしまい、録音したWAVファイルをPCに移せない状態となってしまいました。
実は前に旭川のスーパーベーシスト 島田くんとレコーディングして遊んだ時が最後の動作でした。
帰ってから島田くんとのレコーディング音源をPCに移そうとすると以上の症状により音源をPCに移せなかったのです。
ではどうやって島田くんとの録音音源をPCに移動したのかというと、、、
このD3200というMTR、CDドライブがついているので録音したトラックの音声ファイルをCDに焼いてPCで読み込んで移動するという最終手段を使いました。
それも2時間以上録音していたものを1トラック→CD-R1枚という地味で過酷な作業でした。
書き込みミスも含めてCD-R 18枚消費しました(爆)
録音自体はできることからHDDはまだ生きているのだろうけど、製品の初期化やHDDのフォーマットも試したが直ることはなく、以上の最終手段で最後の仕事を終えたD3200です。
このD3200の良いところは、ファンタム電源がマイク1個1個、個別にオン・オフできる事です。
たいていのミキサーは1ch~2chまとめてオン・オフとか、1~4chまとめてオン・オフなどグループでしかファンタム電源を使えない事があり工夫が必要でしたが、D3200であればマイクを挿してから
「あ、このマイクがコンデンサーか…」と思えばその挿さっているチャンネルだけを個別にオンにできるので非常に重宝しておりました。
使うコンデンサーマイクの本数が3本と奇数だった時に1チャンネルぶん潰れるという事も無かったのが非常に良かったです。
今後はそれができなくなるのがドラムの録音の際には惜しくなってしまうところです。。。
さて、、、、!!!
新しく乗り換えた機種についてご紹介します!!
その名も「ZOOM Livetalk L-6」くんです!!!!
あんらまぁ~~~~、こんなに小さくなっちゃって!!!(*´Д`)ハァハァ
「お金無かったの!?」って言われそうですが、(いやまぁ無いけどw爆)ちゃんと考えに考え抜いた末に決定した機種です。
感想を結論からいうと、「想像以上!非常に素晴らしい」の一言です。
この機種の特徴はなんといっても最近話題の「32bit フロート」が使えることです。
細かく説明すると3億年かかると思うので簡潔にまとめて説明すると。
普通は録音する際にマイクゲインをちゃんと調整しないと波形で見た時に限界値ラインを超えるような大きい音が入った時に音割れするのですが、32bit フロート録音をするとゲイン調整が無いかわりに(普通に考えれば)限界値ラインを超えるような大きい音が入ったとしても音声ファイルをPCに移動して音声編集ソフトで波形を見たら一見 限界値ラインを超えて潰れていたであろう音声が、音量を下げると
あんらまぁ~~~~、不思議!!!
なぜか限界値ラインより上からありのままの波形が現れてクリップしていない状態で音が録れている✨
とまぁ、そういう代物です。
この機種を買ったのにはその機能に興味があったのももちろんありますが、一番の目的は以下の通りです。
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①コンパクトであること
多分これが一番の理由ですかね~。
もちろん機能&性能ありきでのコンパクトさを目指していたのですが、この機種がそれをしっかり満たしていた上でのこのサイズだったので購入に至ったわけです!
なにせライブステージなどでのイヤモニ環境にも使える機種として探してみた時に、ZOOM Livetalk L-6 が非常に自分が使う風景を想像して一番しっくりきていたというのもあります。
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②ドラムが録音できるチャンネル数あること
ドラムの録音は間違いなく今後もやろうと思っていることの一つなので、それもできる事として見た時に、この ZOOM Livetalk L-6 くんはしっかりと満たしていたのです。
一見6chまでしかないように見えますが、工夫すれば10chまでいけます。
まず1ch~2chはファンタム電源スイッチがあるのでこれはオーバートップ用にします
1ch~2ch:オーバートップ
3ch L:キック
3ch R:スネア
4ch L:タム1
4ch R:タム2
5ch L:タム3
5ch R:タム4
6ch以降:ハイハットやその他楽器など
このように割り振って3ch以降のマイクケーブルをXLRからフォンのもので接続すれば、マイク一本はモノラルで入るので、PCに入れてからステレオからL-Rを分割することで1つのチャンネルから2つの音声を生成できるという手段が使える。
これでドラムのレコーディングにもバッチリ使えると思います。
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③オーディオインターフェースとして使えること
いやホントに凄い。
その他機能も充実していますが、この内容でこのコンパクトさでそのままUSBでPCに繋げばオーディオインターフェースとして使えます。
もっというとiPhoneやiPadにも直接USB-Cで挿すだけでオーディオインターフェースとして駆動します。
素晴らしすぎる…(*´Д`)ハァハァ
配信にも使えるし、DAWにも直接録音できちゃう上、しっかりASIO対応なので文句なし。
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④イヤモニの機器として成立すること
これも本当に大きな目的で、これからライブステージ上で打楽器を演奏する際はイヤモニ環境としてこの ZOOM Livetalk L-6 くんを導入します。
楽器横に置く機器としてコンパクトかつすぐにサッと操作できることは非常に大切なので、今後カホンやドラムをステージで演奏する際のイヤモニとしてこれから凄く重宝していくことになる未来しか見えません。
ZOOM Livetalk L-6 くん頼みますよぉ~~~!🙏
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⑤録音した音声はトラックごとにわかれていること
これだけのコンパクトさでありながら、しっかりトラックごとに音声ファイルがわかれているのが素晴らしい。
なのでドラムの音声ファイルも問題なく今後の音楽制作シーンで使えることだと思います。
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⑥イコライザーがついていること
高音域/中音域/低音域 の3つだけではありますが、イコライザーもついています。
しかもトラックごと個別に調整もできるのが高ポイントです。
中音域に関しては変動する範囲も操作できるので、3つしか無いとは思えないほどとても聴きやすく調整できます。
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<惜しいところ>
さて、悪いところといいますか、惜しいところも書いておきます。
イコライザーに関しては、ちょっと工夫すれば3種類の音域だけに限定しなくて良かったのではと思ってたりします。
といいますのも。
この機種、エフェクトももちろんついているのですがチャンネル個別に調整できるのなら、イコライザーもチャンネル個別にセレクトできるポテンシャルはあると思うのです。
つまり、本機の各チャンネルに「セレクトボタン」というものを追加して、イコライザーモードにしたら各チャンネルのツマミ自体がEQの役割として作動するようにし、左側のツマミは低音域、中央は中音域、右側は高音域という具合にできるようにすれば、EQバンド数も6つまでいけたんじゃないかと思われるのが非常に惜しかったなぁ~と思ったりしました。
まぁそういった作りにすると少し値段も跳ね上がるんだろうなぁ~とは思います。
(それでもその機能が実装されたら間違いなく僕は買う)
他にも、この機種は一般的なMTRとは違って、録音ボタンを押したら「ハイ録音!」となり、もう一度ボタンを押せば「ハイ!終わり!」という状態で本体に保存されます。
つまり、パンチイン録音はできないものになります。
とはいえ、僕は基本的に一発撮りしかしない人なのでこの点は全く問題にならないし、機種を選ぶ際には1ミリもマイナス要素にはなりませんでした。
「あ、今のところだけ録り直してパンチインしたい!」という事をよくやる方にとっては非常に使いづらい機種だと思います。
蛇足かもしれませんが余談です。
たまに「一発撮り」を「ファーストテイク」(つまり一回で録れちゃう)と勘違いする人がいるのですが、「一発撮り」と「ファーストテイク」は違いますからねw
一発撮り:最初から最後まで通して録音すること
ファーストテイク:本当に1回目かつそのテイクの録音のこと
(例外:最初から最後まで何度も録り直したうちの1テイクとして解釈する人もいる)
僕は何度も凡ミスを繰り返しちゃう人なので、ミスったら「最初から録り直し」でやってきた人間です。(ドラムもオカリナも)
パンチイン機能を使ったことがないわけではないのでその機能の便利さや楽さはちゃんと知っているのですが、やはり最初から最後まで通して演奏した作品を作っていきたいので、パンチイン機能は別に無くても良いと判断し、この機種に行き着きました!
これからの新しい相棒、ZOOM Livetalk L-6 くん。
よ~~ろし~~くね~~~~~~っ!!!!!ヽ(゚∀゚)ノ✨
というわけで、これからスタジオホッパーに夜までひきこもって楽器練習してきます。
ついでに【さよならD3200】
おちまい☆