土曜日の四日市消化器病センター
恒例の肝臓がんにたいする肝動脈化学塞栓術(TACE)2例と
ラジオ波焼灼術(RFA)が行われました。
今回の症例ですが、通常肝臓がんは
血管造影をすると造影剤を入れてしばらく腫瘍が染まり
容易に認識できます。
今日のTACE2例はCTやMRIで
そこにがんがあるとわかっていながら
はっきり造影されませんでした
そんななか、執刀医の浦城医師は、
この枝で間違いないと塞栓物質を流し、
ガンが弱るような最適な治療を決行
術後CTでも成功を確認!
そこは経験やセンスなのかな?と傍でみておりました。
午後のRFAもエコーでなかなか視認できない
背中側の深い位置にある肝臓がんの治療
執刀医の田中医師も人工胸水と腹水を作りますが
それでも見えません。
CTから位置を推定してラジオ波の針をすすめ
正しく仕留めたのを確認して焼灼に成功
当然のように見えますが、相当難易度の高い治療です。
今日は3例とも見えない敵(がん)との戦いでした。
さあ、手術が終わり今日の術後スイーツは
今が旬の『四日市梨』
四日市消化器病センター周囲の梨畑で採れた梨をもとめて
朝からたくさんの方が販売所に列をつくります。
あっというまに『本日分売り切れ』という看板が出てしまいますが
今回は、分院『四日市ヘルスプラス診療所』のおとなり
小林農園さんで立派な梨をGETしました。
特に『大きい梨』がみずみずしく、めっちゃ甘い、
これはなかなか手に入りません。
贔屓目でなくても四日市梨は質が高いですよ!
汗だくになって、脱水とへばった体の救世主
もれなくおいしさまでついて充実したお盆のオペとなりました。