透析症例カンファレンス〜透析導入の患者さん編〜 | 石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

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今日は、

〝透析をしていない患者さん〟についての

透析カンファレンスを行いました。

 

なんのこっちゃ??

 

正確には

『まもなく透析が予定されている

患者さんの導入期の透析条件』

について

 

ご本人さんにとって

初めての透析をするにあたり

心臓や足、シャントを含めた

状態報告からはじまり、

 

穿刺部位、濾過膜の種類や面積、

血流量や抗凝固剤、透析時間、

透析終了時目標体重(除水量)、

腎性貧血を改善させる

造血ホルモンの投与などなど

 

 

たくさんの内容につき

議論しながら詳細を決めていきます。

導入してしばらくは

『透析不均衡症候群』といって

透析中や終了後に頭痛、嘔気・嘔吐、

脱力感などの症状がでやすくなり、

これをなるべく抑えることが大事なんです。

 

 

元気を取り戻すために開始する

透析が嫌になってしまうと

なんのための透析なのか

納得もしにくくなりますね。

 

 

何事も、事前の打ち合わせが

大事という一例です。