日本肝癌研究会の伝達講習~RFAの適応拡大〜 | 石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

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7月12日と13日に行われた

第60回日本肝癌研究会に参加した

臨床工学技士さんが

 

勉強してきた内容をスタッフさんたちに

伝えるミニレクチャーが行われました。

現在、肝臓がんにたいするラジオ波焼灼術(RFA)の適応は、3cm、3個以下と広く言われます。

しかし、4センチ3個以下または

3cm、4個以下でも長期無再発例も報告され

四日市消化器病センターでも

基準を超えた症例にRFAを行い

良好な経過をたどるケースもたくさんあります。

もちろん、術者の技量や、

考えうるいろいろな治療の中から、

最善の治療を提案していることも

いい結果につながっていると思っています。

 



Up to Seven(肝臓がんの個数と

直径のサイズ(cm)の合計が7以下)の症例で

RFAやマイクロ波凝固術(MWA)も

適応拡大できないか

盛んに研究されています。