看護師さんが英語で学会発表 in 京都 | 石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

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京都市で行われる国際学会

ASIAN PACIFIC ASSOCIATION FOR THE STUDY OF THE LIVER

(APASL:アジア太平洋肝臓学会)

https://www.apasl2024kyoto.org

四日市消化器病センターの看護師さんが

オーラルセッションの演題発表を行います。

 

タイトルは

『Task-shifting from doctors to paramedicals for liver treatment 』
 

要旨は『コロナ前に医師が行なっていた業務のほとんどを

看護師、保健師、薬剤師、検査技師、管理栄養士などに

タスクシフトを行ない肝臓診療を支えてます』

 

肝臓がんのオペについては

直接介助も全て1〜3年目までの

看護師が行い

 

脂肪肝の治療成績

(薬を使わず、生活習慣の改善だけでのALTの低下)について

以前の医師が単独で行う場合と

管理栄養士が行う場合ではどちらも効果があり、

そのデータに差がなく、

タスクシフトが成功したことを発表します。

 

なお、今回の演者は肝臓診療に関わる

2年生の看護師さん

 

私は語学が全くダメで(本当にごめんなさい)

アドバイザーになれなかったものの

彼女がほぼ自力でスライド作成をおこないました。

 



本日予演会を行いました。

『恥ずかしい』とか言いながら

立派に英語を話してます。

国際学会で発表できるなんて

すごい経験になると思います。

 

時代は国際化ですもんね。

 

実は、四日市消化器病センターでは、

若い看護師さん向けに、

医療の国際比較を体感すべく

医療ツーリズムの先進国である

タイの大きな病院での

短期研修を計画しています。

 

私はもう伸び代が少ないので

将来のある看護師さんに

頑張って欲しいなと思っています