『爪水虫』と俗にいわれますが
本当は爪白癬といいます。
この爪白癬のやっかいなところは
水虫菌は爪の奥深くに潜んでいて
ちょっとした傷から足の内部にはいり
壊疽という潰瘍を作ってしまい、
足切断という悲しい状態に陥りかねません。
とくに透析患者さんは壊疽を発症する
ハイリスク者になります。
爪白癬の治療は
外から抗真菌薬を塗るのではなく
抗真菌薬を飲んで、
爪が生え変わるのをまちます。
爪白癬の診断は爪を削って
顕微鏡で見て診断します。
でも、なかなか皮膚の専門家でないと
この診断が難しい。
今回は、爪の一部を削って
液につけて調べるキットの勉強会がありました。
早めの診断で、早めの対応が肝要です。