爪水虫の診断と治療 | 石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

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『爪水虫』と俗にいわれますが

本当は爪白癬といいます。

 

この爪白癬のやっかいなところは

水虫菌は爪の奥深くに潜んでいて

ちょっとした傷から足の内部にはいり

壊疽という潰瘍を作ってしまい、

足切断という悲しい状態に陥りかねません。

 

とくに透析患者さんは壊疽を発症する

ハイリスク者になります。

 

 

爪白癬の治療は

外から抗真菌薬を塗るのではなく

抗真菌薬を飲んで、

爪が生え変わるのをまちます。

 

爪白癬の診断は爪を削って

顕微鏡で見て診断します。

 

でも、なかなか皮膚の専門家でないと

この診断が難しい。

 

今回は、爪の一部を削って

液につけて調べるキットの勉強会がありました。

 

早めの診断で、早めの対応が肝要です。