経験年数が少ない看護師がなぜ手術に入れるか? | 石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

石原知明〜四日市消化器病センター肝臓内科医〜

たま〜にTGRラリーチャレンジにエントリーするショボいラリーチーム監督のブログ

四日市消化器病センターで行われている手術は

 

眼科(白内障、加齢黄斑変性、硝子体など)

消化器(肝臓がんに対するラジオ波焼灼術(RFA)や

肝動脈化学塞栓術(TACE))

胃や大腸の内視鏡的ポリープ切除術

 

透析関連(シャント作成術や血管拡張(PTA)などなどです。

 

無菌の服を着て執刀医に直接メス🔪などを渡す役割を

直接介助というのですが、

オペ看(オペ場になんらかの関わりをもつ看護師)でも

けっこう花形な位置ではないかと思います。

 

四日市消化器病センターでは

入職まもない大変若いナースに、希望があれば

いきなり直接介助に入ることも😲

『え?大丈夫?』って思いますよね。

 

実は、執刀医の指示も癖があるので

各手術、各執刀医に合わせて細かな手順書が作ってあります。

新人さんは『滅菌ドレープ』とか『トルカー』とか

たぶん聴き慣れてない。

 

なので

『穴のあいた無菌の布』とか『白と黄色の筒状になった部品』

とか

『私のことバカにしてる?』って思われてしまう文言が並びます。

 

これを事前に読んでもらい、場合によっては模擬練習もします。

 

 

 

 

 

そして、このインカムを利用

 

よく見ると、直介の看護師さんの耳👂に

イヤホンが入ってます。

 

先輩看護師の場合もありますが

今回、それに指令しているのがこの私👨‍⚕️

🎤『注射器を上向けると、空気はいっちゃうよ〜』

🎤『次、おそらくキシロ(麻酔)ね〜』

 

愚直に対応してくれるから

ある意味私の遠隔ロボット🤖みたい😅

 

患者さんもこれなら、なにも指示されず、さくさく

執刀医に器具を渡す看護師に見えるから

『この看護師さんベテランさん』って思うよね

 

でも、すぐにこんなものいらなくなって

阿吽の呼吸で執刀医と

手術をすすめていけるようになります。

 

若いって羨ましい