私がフラメンコのパロの中で最も難しいと思うのがソレアです。
ソレアは全ての曲の母と言われいます。
孤独を意味する曲種で、悲しさの中にも力強さを求められます。
タラントは曲を聞くだけで、スッと入り込めるのですが。
ソレアは色々考えてしまう。
何も考えずにズバッとソレアを踊れる様になりたい。
まず、テンポがとてもゆっくり。
それだけで、どシンと構えるのには覚悟が要ります。
文化庁新進芸術家海外研修生としてスペインへ行った直後、ペーニャで踊る機会がありました。
その時にソレアを踊りたい気分になり踊ったのですが…
緊張もあり、撃沈。
何も出来なかった。
お客様は喜んでくれていた様で、主催者も褒めてくれましたけれど。
友達のフラメンコジャーナリスト、マリア・イサベルには「Yokoどうしたの。貴方はもっと出来るわよ」と見透かされていました。
それから研修を積み、昨年9月に日西国交関係樹立150周年イベントではアレグリアスとティエント、そしてソレアを踊りました。
その時も見ていたフラメンコ愛好家の友人に「素晴らしかったけど、ソレアはちょっと物足りなかったな」と言われました。
ゔーん。
分かる人が見れば、まだまだソレアを自分のものにする領域に入っていない事が露呈するようです。
何故今この事を書いているかというと、もうすぐ踊るからです。
こうして自分にプレッシャーをかける事によってなんとか理想のソレアに近づける様に頑張ります!
一番は心。
Corazón.....Latido.....
Estudio LA FUENTE
田村陽子フラメンコ教室
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