この週末は2つフラメンコの舞台を鑑賞しました。
12/15の土曜日は10年間お世話になった古巣、小松原庸子スペイン舞踊団の創立50周年記念公演「ドゥエンデ」。



長い歴史の中で10年間在籍して、色々勉強させていただきました。タブラオよりは劇場の舞台に立った回数の方がまだまだ多いくらいです。
そのせいか、私は劇場の大きな舞台で踊る方が自由さを感じます。

今回の記念公演は巣立って行ったOGの皆さんを集めての公演という、何とも豪華なものでした。
ドゥエンデという作品は、40周年記念公演の時に出演させていただきました。
もう10年経つのですね。。。
伝説の詩人、ガルシア・ロルカの作品をフラメンコで表していくという壮大なスケールで稽古が厳しいものだったのを覚えています。
その作品を客席から観るということで、楽しみに劇場へ参りました。

舞台美術、衣装、全てが美しく…
2階席から観たので、全体が見渡せて舞台を総合的に鑑賞する事が出来ました。
演出は前回より、少しずつ変わっていました。

印象に残ったのは、石井智子さん演じるパララのカーニャとソレア、そして何といってもナレーションのアントニオ・カナレスの存在感。
一人で大きい空間を埋められる人はそうそういませんが、お二人はさすが!!
庸子先生の演出が活かされていました。

休憩を挟み、二部が始まった時点で開演時間から1時間40分が経過していました。
長くなりそうな予感…

二部はクラシコ・エスパニョルとフラメンコの饗宴。
これぞ小松原舞踊団!という幕開けのボダ・デ・ルイス・アロンソ。何人踊っていたんだろう…
振り付けといい、構成といい華やかで素晴らしかったです。
クアドロのシーンでは、碇山奈奈先生のカンティーニャスが秀逸✨✨✨✨✨✨
待ってましたー!フラメンコ!!
オレー!!!!!
拍手がなかなか鳴り止まずこの公演のハイライトのひとつとなりました。
歩くだけでもカッコ良く、力まず自然体で踊られていてとても楽しい気分にしてくれました👏👏👏👏👏
「オレー!ブラボー!」と叫ばずにはいられませんでした。

パレハや、群舞。たくさん、たくさん。
最後はきっと退館時間を気にされた庸子先生が登場して無理やり?閉めるという形で終わりました。
18:30から始まり、終演が21:45。
なんともたっぷり見せてくれましたが、長ったですね。😅
ミュージシャンの皆さん大変、お疲れ様でした。

小松原庸子先生、舞踊団創立50周年おめでとうございます。

12/16日曜日は鍵田真由美・佐藤浩希舞踊団の「Ay曽根崎心中」
スペイン留学中に大の仲良しになった工藤朋子ちゃんがなんと鍵田先生とWキャストで主役のお初を演じるというので、一も二もなく観にいきました。


会場にはたくさんの芸能人の皆さんからお花が届いていてなんとも華やか雰囲気。
前から3列目のど真ん中で観る事が出来ました。

大掛かりなセットにビックリ!!
こんな大舞台で主役を張る朋ちゃん凄い👏👏👏
登場した瞬間、美しさに目を見張りました。
どんな角度でも絵になる😍😍

体の柔軟性、サパテアードの正確さ。
演技力。
素晴らしい。
きっと彼女のフラメンコ人生の中で重要なものになるだろうこのチャンス。しっかりモノにしていました。
確かな技術はもちろんの事、美しい容姿も大事だなぁと思いました。

休憩中はセットを撮影しても良いとのアナウンスが流れて。「え!いいの⁉︎」


こんな感じ。
廓のセットです。
ゴージャス✨✨✨

二部はお初と徳兵衛2人だけのやりとり。
息を呑みます。
ついに心中…

その後の演出が良かった。
2人の死をしばらく見せ、セリが下がり退出。
後は音楽のみ。
その音楽が何故だか、涙を誘い。
最終的には号泣していました。

カーテンコールの後はコンサートとプレイバック。
面白い!!
充分に楽しませていただきました。

朋ちゃん主演おめでとうございます!!!!!

とても大きなふたつの舞台を拝見して、演出などとても勉強になりました。
そして…フツフツと作品創りへの意欲が。
さあ。2019年劇場公演出来るかしら??
やりたい〜

Estudio LA FUENTE 
田村陽子フラメンコ教室