こんばんは。プリンスママです。
ドイツ・オーストリア旅行5日目の記事がまとまりましたので
良かったらご覧くださいね
ローテンブルクを出発し、小1時間で到着したこの日最初の観光地は
ディンケルスビュール です
ここもローテンブルクのように城壁に囲まれ
中世の面影を残した美しい街です
三十年戦争の時にスウェーデン軍に取り囲まれ、町を破壊されそうになった時
子供たちが敵の将軍の目の前に進み出て必死に慈悲を乞い
その子達に我が子の面影を見た将軍は心を動かされ、町の破壊をとどまりました
だからこの町は子供が救った町と言われています
町の中に入れる門が全部で3か所あるのですが
その内の一つ、セグリンガー門から入る事になりました
町のほぼ中央部にある教会に向かって歩きます
ローテンブルクのように切妻屋根のカラフルな建物が並んでいて可愛い
ディンケルスビュールの中央、マルクト広場に着きました
ここに建つかなり存在感のある教会が
聖ゲオルク大聖堂 です
南ドイツにおける最も美しいタワー型ファサードを持つ
後期ゴシック様式のホール型教会です
中に入ってみると平日だったせいか、誰もいませんでした
外観の古めかしい印象からは想像できないほど、とっても豪華な造りになっていました
側廊には装飾豊かな脇祭壇もありました
キリスト磔のシーンを表現した祭壇銘板も飾られています
中央祭壇から振り返ると、豪華なパイプオルガンが見えました
大きな窓のおかげで日が差し込むとっても明るくて豪華な教会に、心が洗われた様な気がします
とりあえずお祈りを捧げました
大聖堂の前のマルクト通りに建つ切妻屋根の家はどれも特徴的
左上の写真の手前から2つ目の建物ドイチェス・ハウスは15世紀に建てられたこの町最古の建物で
現在はホテル兼レストランとして利用されています
壁画がある家もありました
大聖堂を出てすぐ左手の方に可愛らしいスーパーがありました
入口の黒板に日本語が確認できるんだけど
近づいてみたら、こう書いてありました
気になるから、おにぎりがあるかどうか確認するため中に入りました
結局おにぎりは売ってなかったのですが
添乗員さんおススメのガーリックソルトを買いました これとっても美味しいんです
会計のおじいちゃん、日本語が堪能でビックリ
ちなみに添乗員さんによると、おにぎりと常に書いているけど売ってたことは1度も無く
午前に訪れた時に聞くと『これから入荷する』と言われ
午後に訪れた時に聞くと『もう売り切れた』と答えるそうです
マルクト広場を後にし
歩みを進めると、カリメター修道院教会が見えてきました
トイレタイムを取った広場も素敵でした
この後はホーエンシュバンガウと言う町まで3時間半のバス移動でした
行程表を見た時から思ってたけど、今回の旅は本当にバス移動が長い
暇だなぁと思ってたら、さすが添乗員さん
退屈させないようにとワーグナーの曲をかけてくれました
何でワーグナーかと言うと、午後に観に行くお城を建てたルートヴィッヒ2世が
ワーグナーの才能に魅了され
18歳で国王に即位するとすぐに彼を探し出して自身のそばに置き
生涯を過度なほど庇護したという、心から愛した友人だったからです
ルートビッヒ2世は端的に言うとオネエでした
オネエならではの美しいものや魅力的な世界観に対する憧れが強かったんだと思います
3時間半の移動中、パパがかろうじて撮った
水曜どうでしょう好きにはたまらない、ネルトリンゲンの街とダニエルの塔
渋滞に巻き込まれてしまい、予定時間を大分押して昼食を取るレストランに着きました
今回のメインはドイツ風ロールキャベツ
キャベツが紙かと思うほど硬かったなぁ
これから観に行くお城は入場できる時間が16:15と決まっていたので
急かされる様にしてお昼ご飯を食べ終わり
すぐに目的地に向かいました
目的地に着く直前、美瑛の青い池に負けない位青い湖がありました
昼ご飯でかなり巻いたおかげで、お城の入場時間より1時間半以上も早く着きました
大きな湖のアルプ湖
白鳥とカモが仲良く泳いでいました
これから観に行くお城は皆様ご存知
ディズニーランドの眠れる森の美女の城のモデルとされたことで有名な
ノイシュバンシュタイン城 です
国王ルートビッヒ2世が心酔したワーグナーのオペラの世界観をふんだんに盛り込んだ
絢爛豪華なお城です
彼は他にもリンダーホーフ宮殿やエリザベス宮殿にそっくりなヘレンキームゼー宮殿など
自分が好きな世界観を具現化するため、お金に糸目をつけずお城を建築しましたが
そのせいで王室の財政が逼迫してしまい、病気を理由に王位を剥奪されてしまいました
王位を剥奪された翌日、彼は付き添いの医師と共に湖で謎の死を遂げました
このお城を建てたメルヘン王、ルートヴィッヒ2世が幼少時を過ごした
ホーエンシュヴァンガウ城
ノイシュバンシュタイン城を建築中、この城から経過を眺めていたそうです
ちなみにノイシュバンシュタイン城には馬車でも行くことが出来ます
バスが来たので乗り込みました
このシャトルバスでどこへ行くかと言うと、お城ではなく
ノイシュバンシュタイン城がどういった場所に建っているかが一目でわかるビューポイントの
マリエン橋です
この様なルートを通って山を登ってきました
マリエン橋まで、バスを降りた場所から3分程登りました
マリエン橋の中央に立つと、目に飛び込んでくる素晴らしいお城がこちらです
写真を撮りあいっこしたけど、ママは怖くて橋から手が離せません
だって、足元の谷の深さが丸見えなんだもん
ノイシュバンシュタイン城は1,000mの高さの山の上に建っているので
それを正面から見ることが出来るマリエン橋も、当然に1,000mの高さに架かっているのです
ママ高所恐怖症だもん、怖いに決まってるよね~
引きの写真で見てみると
ノイシュバンシュタイン城がどれだけ高い位置に建っているかが分かるかと思います
橋から戻ってきたママ
手を振ってるけど、本当は心臓バクバクでした
今度はこのルートを歩いて、お城へ向かいます
10分位歩いたかなぁ
途中、ホーエンシュヴァンガウ城がはっきりと見ることが出来ました
ノイシュバンシュタイン城が近づいてきましたよ
ガイドツアーの受付はこの城門から中に入った所にありました
この赤茶けた城門、内側は何故か黄色でした
ここから先ほど居たビューポイントのマリエン橋が見れます
あんな高い所に立ってたなんて怖すぎる~
階段を上った先にはワーグナーのオペラ
『ローエングリーン』 の第二幕をモデルにしたとされる中庭があります
ようやく入場時間となりました
入場していきなりらせん階段を5階まで上り、長い廊下を歩き進むと
段々ゴージャスな雰囲気になってきました
階段の先に玉座が置かれる予定でしたが
国王ルートヴィッヒ2世が謎の死を遂げてしまったので
まだ納入されてなかった玉座の注文を取り消してしまいました
だから玉座の間なのに、玉座がありません
見どころ2 歌人の間
壁にはワーグナーがオペラの題材にしたパルツィヴァル伝説が描かれています
ルートヴィッヒ2世が最も情熱をかけた部屋でしたが
結局一度も使うことなくこの世を去ってしまいました
またルートヴィッヒ2世はこの広間を儀式の部屋として使おうと考えていたのですが
大変広く、大人数を収容できるため
現在ではコンサートホールとして使われているそうです
ノイシュバンシュタイン城5階のベランダからの景色
湖の先にはアルプス山脈がそびえ立ってるんだけど、あまりはっきりと見えず
ここからは自由行動となり、決められた時間までに各自でバス停に戻る事になりました
3階でおみやげ物をみて、1階の調理場へ行ってみました
実際に使われていた調理場は、当時のままの姿を残しています
当時の最新設備を整えていて、給湯設備や自動回転式グリルなどがあり
煙突のストーブの熱で食器を温められるような、合理的なシステムになっていたそうです
お城のジオラマ、めっちゃ凝ってる~
最後にもう1度眺めを見ようと思ったら
さっきよりもアルプス山脈がはっきり見えました
すべて見たので退場し
使用人通路みたいなところを通って
お城の外に出ました
お城からバス停まで、このルートを20分かけて下ります
馬車で降りることもできますが時間が読めないので歩くことにしました
空荷の馬車がどんどん登ってきます
全員が時間通りに集まったので
また3時間以上かけてのバス移動です
今度は渋滞に巻き込まれる事なくホテルに到着しました
このホテルは行程中、唯一グレードの低いホテルとされていましたが
そんなことありません とっても可愛いお部屋でした
この日の夕食会場は、斜向かいにあるホテルのレストランでした
飾られている肖像画は、ルートヴィッヒ2世です
191cmのすらっとしたイケメンだったけど、彼はオネエ
すごくモテモテだったのに、女性には目もくれませんでした
お店の中はこんな感じ
本日もおビールとワインです
メインは2種類から選べるシステムだったので
いつもの如くパパがお肉、ママはお魚を選びました
デザートはお隣オーストリアの代表的なケーキ、ザッハトルテでした
ここのお店料理の提供間隔が長すぎて
デザートが出た時点で10時だったんです
明日も早いのでツアー客みんなでいそいそとお部屋に戻りました
この日が旅の中日です ようやく半分だ~
あと5日分の編集も長くなりますので最終日は年明けになるなぁ、きっと
でも手抜きをせず頑張りまーす