こんばんは。プリンスママです。
ドイツ・オーストリア旅行4日目の記事がまとまりましたので
良かったらご覧くださいね
この日は午前中にローテンブルク旧市街の散策
午後は自由行動と言うスケジュールでした
10時にロビーに集まり、添乗員さんのガイドによる散策が始まりました
ローテンブルクは中世の城壁に囲まれた高台にある小さな街で
中世都市の面影をほぼ完璧に残しており、中世の宝石とも呼ばれています
鳥の横顔のような地形が特徴的です
この日は残念ながら曇り時々雨
めげずに散策に向かいました
最初に観たのは聖ヤコブ教会
170年以上もの歳月をかけて完成したゴシック様式の教会です
2本の透かし尖塔があるのですが、よく見ると
その造りに違いがある事が分かります
言い伝えによると、一方の塔は親方が造ったもので
もう一方は親方の弟子が造り上げました
弟子の手掛けた尖塔の方があまりにも良い出来栄えであったため
憤慨した親方は自分の塔から飛び降り、自殺してしまったそうです
さて、どちらが親方作か分かりますか
聖ヤコブ教会は入場しなかったので、外観のみのお話となりますが
親方が造った尖塔の下には
聖書『エルサレムのオリーブ山』の場面を表した彫刻群がありました
教会入口の所にあった聖ヤコブのブロンズ像
何かを指してる指が光ってたので、何かご利益あるのかなぁ
ママ達もとりあえずE・Tしときましたよ
聖ヤコブ教会を後にし、西端にあるブルク門の方へ向かいます
可愛らしい外観のホテルやお店が建ち並んでました
ブルク門
町で一番高い門塔をもつこの門には
敵が侵入してきた時に攻撃するための落とし杭や
ブルク門を通り抜けると見えてくるのが
ブルク庭園とその先に広がる旧市街の眺めです
絶景のはずなんだけど、何せ天気が悪くて感動が薄らぐ
城壁沿いに南の方角に向かいました
途中人懐っこい猫がしばらくの間ついてきて可愛かったなぁ
一端城壁を離れ、大きな通りに出ました
この先の道が二手に分かれた一角がローテンブルクで一番の撮影スポット
プレーンライン です
木組みの家と両サイドに建つシーバース塔とコーボルツェレ門とのバランスが素敵
コーボルツェレ門をくぐり城壁ラインに戻ります
城壁最南端へ向かうと、ひと際目立つ建物がありました
屋根に造られた窓が目の様で、生き物みたいです
馬引き製粉所ロスミューレ
中世の時代では不作や戦争に備え
市民が自分の家屋に2年分の食糧を貯えなければならなかったそうです
でも戦争や不作でそれが出来ない状態になった時のために
ローテンブルクに大きな製粉所を建てる事にしました
その内部で16頭の馬が大きな巻き上げ機を引いて
4つの製粉作業をすることが出来たそうです
この大きな建物は現在、ユースホステルとして利用されています
木の成長で破壊されてしまいそうな石壁が~
ローテンブルク最南端のシュピタール地区にある
騎馬巡視官の館、地下貯蔵館と製パン所、病院の建つ広場を通り抜け
シュピタール門を含む稜堡、シュピタールバスタイの中に入りました
17世紀に建てられた堅固な要塞は町最大の砦でした
大砲が保存されていたので、とりあえず撃っときましたよ
シュピタールバスタイを出て、今度は町を北上
プレーライン撮影スポットで見られたジーバース塔の裏側に着きました
プレーンライン近くにある登り口からのぼって
ぐるっと囲まれた城壁の1/4程を歩く事にしました
結構高くて怖かったデス
城壁の壁に有料でネームプレートをはめ込む事が出来る時代があったようで
たくさんのネームプレートがありました
もちろん日本人のプレートもたくさんありましたよ
これが流行ったのが丁度バブルの時期だったとの事
なるほど、確かに西暦がバブル時代のが多かったなぁ
景観条例があるので
屋根は赤茶色のウロコ瓦のコロニアル葺きに統一されています
とっても可愛い旧鍛冶屋の建物
昔は字が読めない人にも何を扱ってるお店か分かるように
枠内のプレッツェルの様な、鉄製の看板を掲げるのが一般的だったので
鍛冶産業が盛んでした
ちなみに今は一般人が住んでるそうです
城壁を降りて、最後のビューポイントへ向かいました
マルクス塔とアーチ門レーダーボーゲン
美しいローテンブルクの中でも
ここは花の装飾や石畳が特に美しい場所なのです・・・
が・・・、もうっっ 天気~
せっかくの景観が鮮やかでなく、やっぱり感動が薄いわ
マルクス塔の上に鳥の巣のようなものがあったので
添乗員さんに 『あれ何ですか』 って聞いてみたら、本当に鳥の巣でした
この通りをまっすぐ進めば、スタート地点のホテルに到着です
約2時間、びっちりと歩きました
散策が終わったのであとは各自自由行動
ママ達はお昼ご飯は取らないで
気になっていたクリスマスのショップに入りました
ケーテ・オルファルト・クリスマスビレッジ
ここは1年中クリスマスグッズを取り扱っているお店です
添乗員さんが 『店内は結構広くて、1時間は楽しめますよ』 と言っていたのですが
本当に奥行きがあって広く、1時間以上楽しめました
お土産やオーナメントやクリスマスにプレゼントを入れてもらう靴下など パパよろしくね
たくさん買い物をしたので、免税対象になりました
お部屋でひと休みした後
ちょっと面白い博物館があったので行ってみることにしました
中世犯罪博物館
ここにはドイツ法制史上重要な意味を持つコレクションが収められています
建物の庭に拷問具がいきなり展示されていました
これは目方をごまかしたパン屋を水責めの刑にするために使われた檻です
中に入場です
何だか自分がこれから拷問にあうのではないかと思うような
重苦しい雰囲気を醸し出しています
階段を降りると両サイドに棘の椅子や指をつぶすネジ、足をつぶすネジ
手足を引っ張る長椅子などの拷問具がたくさん展示されていました
こんな拷問具が実際に使われていたなんて、昔の人って残酷だな
順路を進んでいくと、今度は体罰系ではなく
恥辱系の道具が展示されていました
たくさんあった中から、印象に残ってるものを数点紹介します
まずはこれ
二輪首かせ
使い方は添えてある絵の通り
喧嘩した二人を向かわせて喧嘩をやめるまでこの首かせを着けて
公衆の面前にさらし、笑いものにしたそうです
続いてコチラ
汚名の笛
練習を怠って本番で失敗してしまった楽手が受ける恥辱道具で
これを着けてさらされる事により、下手くそだって事がバレます
もう一つはこれ
恥辱の仮面
これはたくさんの種類があり、被る仮面によって
嘘つきな人、おしゃべりがすぎる人、歌が下手な人、公序良俗に反することを言う人等
どんな罪状なのかが分かるお面で、これらを着けて市場に2時間立たされました
ぞっとしたのは、鉄の処女
使い方は右の写真の様に、すごく痛そうな罰です
風俗、道徳規定に反した婦女子に用いられました
泥酔者の大樽
名の通った酒飲みや酒場に入り浸ってる者に取りつけ
横の図解のように公道を歩かされました
刺股のような道具は、魔女の疑いをかけられた女性を捕獲するのに用いられました
リング内に首が入ってしまうと棘が刺さってしまうので
捕らわれた女性は観念するしかありませんでした
魔女の疑いをかけられ捕まった女性は檻に入れられて水に沈められ
後に引き上げた時に生きていれば魔女の証拠とされて殺され
死んでいれば人間だったと証明されるのですが、
一度疑いをかけられたら、どっちにしろ待っているのは死なんだなと恐ろしくなりました
ここは拷問具のみを展示しているわけではなく
希少価値の高い当時の法律文献や判決書、印章や絵画なども飾られています
中世の時代の街並みのジオラマ
罰を受けてる人もしっかり表現されていました
ママが個人的に一番面白かったのはこれ
男と女の決闘
実際には起こりえないようなことを全身タイツで表現してるのがどうにも可笑しくて
しかも最後の絵は取っ組み合い 超笑った~
でも説明文の内容はシュール
男が負けた場合は首が、女が負けた場合は手首だけが切られるって書いてました
最後にドイツ帝国帝権表章
皇帝または王侯が帝国に功のあった者を騎士に任命する際、使ったものです
たくさん紹介しましたが、これはほんの一部です
ものすごい量の展示物、とっても見ごたえがありました~
ホテルへと戻る道中
看板から感じられる鍛冶の芸術、素敵でした
マルクト広場の景色も目に焼き付けておこう
夕食タイムになったので、こちらのレストランで頂きました
吹き抜けの天井 2階席もありそう
今回はドイツに来て初めてビールも飲んでみました もちろんワインもね
食事はスープにメインにデザート
やっぱり判を押したような順番のコースでしたが
パパのメインについていたコロッケがめっちゃ美味しかった
お昼を食べなかったから、お腹一杯頂きました
メインがとっても美味しくて大満足でした~
ローテンブルクはこれで終わりです
次回はかの有名なお城をご紹介できると思いますので
どうぞお楽しみに~
気長にお待ちくださいね