こんばんは。プリンスママです。
時間がかかってすみません
ようやく今日イタリア旅行5日目のご紹介が出来ます
長文になると思いますが良かったらご覧ください
この日の午前はフィレンツェ市内を観光しました
観光箇所は全てホテルの近くだったので、徒歩での移動となりました
最初の目的地へ行く道中、素敵な教会が
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会です

正面からは分かりませんが、この教会は奥行きが100mもあるそうです
フィレンツェのブランド街を通り抜け
レブッブリカ広場(共和国広場)に到着
なぜかメリーゴーランドがぽつんとありました
そしてレブッブリカ広場に面したこの建物

よく見たら凱旋門でした

イタリア共和国が誕生し、トリノからフィレンツェに
首都が遷都された際に作られたものなのだそうです
この市場にこれから観る美術館にあるイノシシのブロンズ像のレプリカがありました
このイノシシの鼻を触るとまたフィレンツェに来られるという言い伝えがあります
また来たいから、なでなでしときました

道のど真ん中でラブちゃんがくつろいでます

さあ最初の目的地、ウフィッツィ美術館に到着しました

この建物はメディチ家のコジモ1世の要請で造られた行政管理・司法オフィスでした
ウフィッツィとは英語でオフィスと言う意味なんです
昔オフィスとして使われていたことから、ウフィッツィ美術館と名付けられました
メディチ家最後の大公が子孫を残さず死去してしまったため
その後のメディチ家の唯一の相続人であった姉のアンナ・マリーア・ルイーザが
メディチ家の数々のコレクションがフィレンツェを出ることなく一般に公開されることを条件として
全ての美術品がフィレンツェ政府に寄贈されました
この美術館は全部で45室あり、それぞれ時代やテーマに沿った作品が展示されています
ずっと写真撮影が禁止されていたのですが
2週間前からノーフラッシュでの撮影が許可されたそうです
美術館の廊下の天井は『グロテスク』と言う装飾が施されていました
それでは見学した順に素晴らしい作品達をご紹介していきますね
第2室 1200年代絵画とジオット より
マエスタ(荘厳の聖母)
左から順に チマブーエ ジオット ドゥッチョ の作品
両端の作品に比べ、真ん中のジオットの作品は遠近表現がしっかり出来ています
第8室 リッピ親子 より
ピエロ・デッラ・フランチェスカ作の『ウルビーノ公爵夫妻の肖像』は、
合戦の際に折れてしまった醜い鼻を美化することなくそのままに描写した
フランドル絵画派の特徴が表れています
フィリッポ・リッピ作の『聖母子と二天使』は、すごく綺麗な絵でした
この絵の聖母のモデルとなった尼僧とリッピが恋仲となって駆け落ちし
尼僧が還俗して二人は晴れて夫婦となり
後に画家となるフィリッピーノが産まれました
そのフィリッピーノの作品は上の写真の右上です
第10-14室 ボッティチェリ より
ヴィーナス誕生
すごい~ 本物ですよ~
大きな貝殻の上に立ったヴィーナスが
風の神ゼフュロスが吹いて起こす波に押されて岸辺に向かっており
絹のマントを持った女神に迎えられている場面です
春 -プリマヴェーラ
この絵も有名ですね
本来何を表したものなのか、ハッキリしていないそうです
妖精クロリスは風の精ゼフュロスに触れられると、春の女神フローラに変身します
この三美神の人間関係は、こんな感じなのだそうですよ
第15室 レオナルド より
受胎告知
大天使ガブリエルがマリアにキリストの懐妊を告げる場面が描かれています
書見台の本の上に伸ばされている聖母の右腕が異様に長く描かれているため
下の写真のような角度から見るとバランスが良いとされています
キリスト洗礼
この絵は師匠のヴェロッキオと弟子のレオナルド・ダ・ヴィンチの合作なのですが
弟子のレオナルドの腕前が自分より上手であることに気付き
ヴェロッキオはその後作品を描くことはなかったと言われており
実際この作品より後に描かれたヴェロッキオの絵は見つかっていないそうです
第17室 数学の小部屋
第18室 トリブーナ
第二廊下と第三廊下、開廊とそこからの風景(ウフィッツィ美術館とベッキオ橋)
第35室 ミケランジェロ より
トンド・ドーニ
第66室 ラッファエッロ より
ヒワの聖母
ラッファエッロ(自画像)
教皇レオ10世と枢機卿ジュリオ・デ・メディチと枢機卿ルイジ・デ・ロッシ
光が反射しちゃって伝わらないのが残念ですが
衣装の質感や赤色の使い分けがリアルに表現された素晴らしい絵画でした
第28室 ティツィアーノとセバスティアーノ・デル・ピオンポ より
ウルビーノのヴィーナス
第81室 カラヴァッジョ より
メドゥーサ
ペルセウスによって切り落とされたメドゥーサの首が騎馬合戦用の盾に描かれていました
首から血が噴き出していて恐ろしいです
若きバッカス
まだまだたくさんの作品がありますが紹介しきれませんので
この位にしておきますね
美術館を出て、シニョーリア広場を散策しました
ベッキオ宮殿は、フィレンツェの市庁舎として今も使われています
本来この宮殿の入り口にダビデ像が設置されていたのですが
痛みが激しくなってきたので近くのアカデミア美術館に移設されました
現在設置されているのは、レプリカなんですよ
広場を後にし、次に観たのはこの街のシンボル
ドゥオーモ (サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂) です
『出来る限り荘厳に、かつ豪勢である』 ことを旨として
172年の歳月をかけて建設された大聖堂は
ファサードの模様や彫刻がすごく綺麗でした
ファサードの向かいにある サン・ジョバンニ洗礼堂
これもまた一部修復中だったのですが
ギベルティ作の 天国の扉 は観ることが出来ました
これだけ外装が豪華なのですが
それとは対照的に、内部はかなりすっきりとした印象でした
祭壇もシンプル
祭壇天井のフレスコ画 最後の審判
パオロ・ウォッチェロの時計
24時間を表示しており、針は通常の時計と逆に回るんです
外に出て、南面をパチリ
クーポラもジョットの鐘楼も登れるのですが
時間がないので登りませんでした
ランチのお店までの道中です
ジグザグに行けって事
ヨーロッパでは車はぶつけるものだそうです。でもぶつけ過ぎだわ
変なの~
ミケランジェロが住んでいたアパートなんだそうです
こちらのお店でランチです
ラビオリと鳥のグリルとデザートでした
午後はバスで約1時間のところにある ピサ へ行きました
観光バス駐車場でシャトルバスに乗り換えての移動です
ドゥオーモ広場を通り抜け敷地に入場
おお~ 傾いてる~
斜塔ばかりがクローズアップされているので、単独で存在しているものだと思っていたのですが
ドゥオーモと洗礼堂もあることにビックリしました
よく考えたら斜塔は鐘楼だから、大聖堂があってしかるべきですよね
時間があったので予定していなかったドゥオーモの内部を観ることが出来ました
フィレンツェのドゥオーモに比べると随分豪華でした
シエナのドゥオーモに少し似てます
天井には家紋らしきものが
ドゥオーモを出て斜塔に上る時間になるまでの間に、お約束の写真撮りましたよ
斜塔のサイズ感が違うバージョンもどうぞ~
時間になったので入り口に集合
入場した所で何を言っているか解からない説明を受けた後に登り始めました
階段はかなり狭かったです
手荷物が持ち込めない事に納得です
しかも、上に行くほど階段の幅が狭くなっているので
大理石がすり減ってえぐれた感じになっていました
まずは6層目です。パノラマをご覧ください
7層目に来ました
強風だったので、かなり怖かったです
滑りそうだったので、下りの方が怖かった~
因みにこの部分に登ったんですよ
小さな頃からその存在を知っていたピサの斜塔を観る事
更には登ることまで出来て大満足でした
フィレンツェに戻り、ホテルの近くのお店で夕食です
かなり見所一杯な一日でした
明日は午前中は移動のみなので、少し楽になります
やっぱり長くなっちゃいました
あと2~3回お付き合いくださいね~