ヒルズ族
- ヒルズ 挑戦する都市 (朝日新書 200)/森ビル社長 森 稔
- ¥816
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森ビルの社長、森稔さんの本です。
森ビルの社員のみなさん、本当にお疲れ様です。
こんな人が社長だったら、とことん振り回されそうです。
でもそれが、ミッドタウンや丸ビルには無い、面白さ、
いかがわしさを生み出し、21世紀の都心の風景の象徴にまで
なる原動力であったことは間違いないでしょう。
普通のサラリーマン社長が考えたら、
六本木ヒルズの最上階を美術館にしようとは思いません。
儲からないから。
良くも悪くも話題になる、六本木ヒルズ。
最近は悪い話題が目立ちますが、それもひとをひきつける開発が
出来る、森ビルの(森さんの)マジックなのかもしれませんね。
会社の宣伝本、森さんの自慢本かと思ってあまり期待していませんでしたが、
とても楽しめました。アークヒルズの開発の苦労話などの記述もあります。
不動産業界で仕事をしているなら必読だとおもいます。
空気を読むな 本を読め!
- 空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)/小飼 弾
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カバーのデザインは理解しがたいものがありますが、
内容はよく理解できました。
確かにそうです。
とにかく本を読みましょう。
それにしてもこのひとの読書量は半端じゃないです。
このひとと同じくらい本を読んだら頭が痺れそうです。
希望を捨てる勇気
- 希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学/池田 信夫
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けっこう売れているみたいですね。
ブロガーとしても有名な池田信夫さんの本です。
今の日本は、高度経済成長で築き上げてきた富の残りを
消費し続けている状態だと。
いやいや、ユニクロみたいにがんばっている会社があるじゃないかと
考えながら読んでいたら、しっかりとユニクロは稀有な例だと
書いてありました。
これからの日本がどうなっていくのか、自分なりに考え、戦略を
たてて生きていかなくてはならない時代に、
すでに突入しているのかもしれません。
この国には何でもある。
本当にいろいろなものがあります。
だが、希望だけがない。
村上龍さんの小説の一節です。
今はまさにこんな状態なんでしょうか・・・
強烈な危機感と執着心
ユニクロの柳井さんによる2冊目の著作です。
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よくマスコミでは柳井さんの後継者をどう育成していくかが
課題だとか書かれていますが、柳井さんのもつ危機感は
そんな単純なことではないということがこの本を読むとよくわかります。
ここまで危機感を持って経営しているひとは滅多にいないでしょうし、
サラリーマンの出世の最終ステップとして社長になったような
ひとにはそもそも無理なのかもしれないなと思います。
GAPやZARAやH&Mとグローバルで競争して、そして勝つんだということが
何度も繰り返し語られます。
人間、闘争心を持ち続けることはとても大切だと教えてくれます。
次はどんな本を書かれるんでしょうね。