ヘアケアのお仕事がメインのここ数年ですが、元々は「漢方美容や薬膳」のお仕事を多くしており、「髪トレ」という本も東洋医学での髪の別名「血余(けつよ)」という考え方をベースに展開しております。

それなので、ヘアケアの話をするときも自ずと「漢方美容」や「巡り」の話をする機会がほとんどなのです。そしてこれからも漢方美容や薬膳はライフワークとして続けていきたいと思っています。

 

さて、私が漢方、そして薬膳に興味をもったきっかけ。

それは、2002年、今から21年前のことです。

 

丁度、2002年~2003年にかけて、1年間だけニューヨークにいました。頭痛持ちだった私は、20代後半から市販の葛根湯を飲む習慣があって、日本からの常備でした。

丁度、ストックもなくなって、チャイナタウンで「葛根湯」を購入できればと思って、購入したのが 「生薬たち」 。

 

粉末とかに加工されていない、まさに「ザ・生薬」当時の私には、数種類の枯れ果てた木の根っこや茎、葉っぱにしか見えませんでした・・・・

それを単に新聞紙に包み、「煎じて飲んで」 とのこと(多分・・) 

私が入ったところは、中国語しか分からない様子。

まさかここがアメリカとは思えない環境でした(笑

漢字は伝わるので、自分の症状も筆談にて。

上手く相手に伝わっているのかどうかも不安でしたが、

処方してくれたということは、どうにか伝わっていたのでしょう(笑

 

今考えてみたら、購入した生薬たちは 数週間分の量だった思います。そのくらい量が多かったという印象が残っています。

 

唯、当時の私は全くの素人、、、、

一気に全部を煮込んでしまったんでね・・・・・

 

本当に無知です。

 

どのくらい飲めばいいか分からずまま、煎じた汁を恐る恐る少しだけ飲んでみ、なんと!暫くしたら、立ってられないくらいに フラフラ になりました。

それからです!恐るべし 枯れ果てた植物(生薬)の力を知ったのは。今、考えると怖くて仕方ないです!

 

唯、この時が初めての漢方薬ではなく、処方箋や市販の漢方薬は飲んでいたのですが、本当のパワーを感じたのはその時がはじめてでした。

 

それがきっかけで漢方薬膳を自分なりに勉強しました。

難しいでしょ? と思われるかもしれませんが、

 

漢方 って 経験 で確立 されているんですね。

人間が経験したものなので、現代人の私たちもかなりイメージしやすいんです!

 

例えば、 漢方(東洋医学)の中で 陰陽説 という基本の理論があります。これは、世の中、全てのもの、自然も人間も 陰 と 陽 に分けることができるということ。

 

陰陽説 の中では、 人の背中側は陽 お腹側は陰 となります。これは、人間4本足で歩行していた時、太陽が常に当たるのが背中側 ということから と教われば、すんなり納得します。

 

 

 

こんな感じでイメージしやすいので、頭の中に入りやすく、面白いのです。

 

今、美容 や アンチエイジングなどについてのお仕事をしておりますが、そのほとんどが 漢方 や 薬膳 での観点からアプローチを求められています。

 

そして、少しずつですが、自分が思い描くお仕事をさせていただけるようになってきています。まだまだ全然ですが。

 

今の私は、2002年の チャイナタウン での出来事が一歩となっています

 

画像は、ニューヨークではなく(笑 

ソウルのキョンドン市場(ソウル薬令市場) ですが、こんな感じの生薬 たちです。

 

夏からは、皆さまと一緒に「韓方ツアー(漢方薬膳)」を実施できればと思っているところです。自分がワクワクするものを皆さんと一緒に共有できればと嬉しいです😉