美巡家、美容コンサルタント
そして、毛髪診断士の余慶尚美です。
12月になると広告でよく見るのが、食べ過ぎ飲み過ぎの「胃腸薬」、
そして、「便秘」や「肥満」関連するものも増えてきます。
今回は、代表的なものとその特徴、そして、是非、覚えていただきたいことを少しだけご紹介しますね!
先ずは、各メーカーさんが名前を変えて「便秘、肥満」の薬として一番多く出されているのが、
防風通聖散 (ぼうふうつうしょうさん)
クラシエさんでは、コッコアポプラスEX。(クラシエで統一してお知らせします。↓画像もクラシエ「コッコアポ」から拝借)
腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちの人に適しています。
どうき、肩こり、のぼせがあったり、むくみや便秘にも効果的
食べ過ぎ、飲み過ぎで胃腸が活発に働き、熱が発生 している状態です。この熱を冷ますのと同時に冷まし過ぎないようにしたり、血流アップも図る、そして、排便を促す 「大黄(だいおう)」が含まれていること。 タケダ漢方便秘薬(「大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)という名前の漢方薬)もこちらの大黄がたっぷりと入ってます。
大黄(だいおう)という生薬がはいっていると、排便を促すんだなぁ~と覚えていてくださいね。センナと同じ仲間だと。
私は、大黄もセンナも効きすぎて、お腹が痛くなるので嫌いです(笑
効き目が割り合い強いので、体力がある方向けです。
また、長期的な使用は避けてくださいね!
次に、ストレスでイライラなど、精神的な要素も加わって便秘、肥満になってしまった方向け には、
大柴胡湯(だいさいことう) (コッコアポG)
こちらにも ↑ の「大黄(だいおう)」が含まれ、排便をスムーズにするのを助けます。それと、名前にもなっている 柴胡(さいこ)。
柴胡が含まれているものは、気巡りを良くしてくれる、ストレス緩和にいいと覚えていてくださいね。
そして、かなり効き目があるので、体力が充分にある方向けです。なので、病弱な方、疲れきっている方は避けてくださいね!
他、PMSや情緒が安定しないときによく処方される「加味逍遥散(かみしょうようさん)」も大黄は含まれていませんが、精神不安やいらだちなどによる 便秘がちな方におススメですよ。冷えがない方は、単なる「逍遥散」(加味が省かれている) でも。
更年期太りになっていますね。女性の気巡りと関係が深いんです!
最後に、ぽっちゃり、水太り、下半身デブタイプに
防已黄耆湯 (ぼういおうぎとう) (コッコアポL)
一番上の「防風通聖散」と対比のセットで「肥満」のための漢方薬として有名ですよね。
こちらは、慢性的に体の余分な水分を上手に排出できない、水太りタイプで、体にしまりがなく疲れやすく、足が冷えたり、むくみがあったりする方 。
消化機能を高めて、水はけのいい体にしよう!!そして、カラダを温めようという漢方薬です。
また、比較的、高齢の方で、カラダに潤いがなくなって、うさぎのようなコロコロとした便の方には「麻子仁丸(ましにんがん)」
これからの忘年会、クリスマス、新年会とイベントが続いて、いつもより食べ過ぎ飲み過ぎの日が多くなる方も多いと思います。是非とも上手に使い分けてくださいね!
※こちらでは代表的なことをご紹介しております。便秘も立派なカラダの異常なので、症状が緩和されない方などは専門医をきちんと訪ねてくださいね。