こんばんわ。今日は介護日記です。

母の半日デイサービスを見学してきたのでね。

 

合間に挟む写真で一服して頂けると幸いです。

どこの何かな~?

 

さて、前回まで。

訪問介護の仕事をしながら、

家族介護を始めたわたくしこと「奉仕の人」。

そこには・・・施設に入ったおばあちゃん以上のドタバタが待っておりました。


お薬手帳が「かなり」意味不明な父の薬の整理や、

朝ラッシュの中の通院の負担を、

区の包括支援センターに相談し始め、

実家に人が入ってきました。

家業と父に振り回されて

母が自分の持病の管理が出来なくなっていたのも、ひとつです。

 

都会は車も電車も混んでいます。

便利が忙しなくなり、

むしろ余裕が失くなるのは何故でしょう。

病院の整理券を貰う時間に行くには、

凄く早く出るのだけど、

それで余計に疲れちゃう。

まだ紹介状(診療情報提供書)がなくても、

遠くのいい病院に行くのがいいこと、という時期でした。

親たちを追いかけて、

私はイーサンハントばりに動き回り、

多くのお医者様とお話することから始めました。

診察時間も限られるし、

本人の面前で言えない事もあり、

時には診察前に手紙でお願いをしました。

親がどんな病気で、

どんな先生にお世話になり、

薬が何か知るようになりました。

ずっと独りで通ってたんだよね…。

先生方が

「お父さんが長く通った病院から見捨てられた気持ちにならないように」と

配慮してくださったことは本当にありがたかったです。

そのあたりから薬に詳しくなり、

おせんべいの缶にしまってある薬の管理を始めましたね。

「ダブってる薬がある!」とか・・・・。

お話することでの連携を知り始めます。

母にも自分の体調管理をする時間を、と思いました。

長い習慣はなかなか変えられないけれど。

 

 

その頃一度訪問介護の仕事は辞めました。

あの事業所がどうも回転しない様で、しばらくお休みすることに。

 


出来たばかりの

木彫りののらくろくん。

江東区は木の町。

 

このころ何人かのケアマネージャーと出会います。

介護支援専門員さんですね、

介護の困ったを相談する相手です。

いろんなケースを知っている方。

今でこそケアマネさんと気軽に話しすぎ、

「おっかない娘さん」な私ですが、

当時はほんとにどこまで話したもんだか迷いました。

「これ、言っていいのかなあ・・・」的な。

前回「ヘルパーさんは頼まれたことも断っていいものがある」

と書いたのですが、

どうしても

ご家族や医療の方でなければ出来ない範疇があるのです。

お金のことや医療行為は、

ヘルパーはしてはいけないからね。


今度は家族側になり、

「介護する家族がコレを話したら恥かも」

と考えました。

言ってみなきゃわかんないし、

家族でもハテナは山程あります。

とにかく私は

頼り慣れていなくてね。

 

‥ある意味素直だったかも。

仕事と家族の両方の立場がわかります。

 

それからは家族として、

ケアマネさんを始め

多くの方との出会いが始まります。

「チームケア」という言い方があります。

介護されるご本人を、

介護、医療、家族が連携して地域で支えるという

「在宅介護のベース」のことね。

忙しないけど、

実家が自営で人が出入りすることに慣れていた時期です。

人が入るのを拒むのがまあ普通でしょうが…。

私には仕事の時とは違い、

自分が奉仕してもらってる感じでした。

ありがたかった(涙)

うちでは「介護職の長女がいるから」という命綱が家族にぶら下がっていたようです・・・。

 

したことは返ってくるのです。

良いことしたら良いことが、

そうでないことはそうでなく、

返ってくるのです。

そう思いました。

もしかしたらあの時が

一番幸せだったかもしれません。

 





3月10日の仕事前に伺いました。

江東区森下文化センター。

近くにはのらくろ~ド商店街が。

私は「のらくろ」は雰囲気しか知らないんだけど、

作者の田河水泡(たがわ すいほう)さん縁の地なんだよね。

センターの中には漫画コーナーも。

ゆっくりしたかったな~。

仕事前に駆け込んだから、

サワリだけでした。


ジョーもマヤもいるわよ✨


話戻しますが、

家族のお世話は難しいです。

私も先輩からよく言われました。

しんどいぞ~と。

資格持っててもやらないぞ~、とね。

けれど私はまだ出来る、

やらねばならぬ何事も、

と信じてやみませんでした。

あれから10年以上経って

やっぱり難しい、それでいい、

いつも新鮮な気持ちでいたいと思うのですが。

 

その後両親でなく、

3親等の問題が降り注いでくるお話は、次回。

 

3親等とはどこまでか、な?

 



つるし雛

静かに愛で

3月も12日になりました。
人災と震災を経て、
何度も季節が回って、
お彼岸が来ます。
ゆっくり春を迎えましょか。

ではまたね。