にんじん2本で2パック

冷凍

 

皆さんこんにちは~🌠

1週間が早い早い。

今週もくるくる回って、

待って待って待ち続けて、

くたくたになって週末です。

…土曜に仕事行くのを忘れそう…。

そんな振り回されサイクルの自分を取り戻すために、書いております。

これって幸せなこと、ね。

 

 

 

あー。
なんと書き出せばいいのか迷います。
新聞で見た「俳優座劇場閉館」の知らせ。
六本木の交差点の近くにある、
あの劇場が失くなるってこと。
 
かつて。
私がちょろ~っとお芝居をかじっていた頃、
一番に憧れたのは俳優座さんでありました。
俳優座さんは本当に私には高嶺の花で、
入るにはとにかく人生の勉強をしなきゃならなかった。
足りっこないんですよ、今考えても(笑)
ひとつめの関所で破れてしまった私には、
今でもちょっと胸が痛む初恋みたいな事です。
 
私、今でこそ、
ここでも華やかなエンターテイメントの話に沿っておりますが、
割りと若い頃は、
新劇の人でした。
 
進撃の、じゃないです。
 
学ぶなら
俳優座、文学座、民藝、青年座、昴、
円、無名塾。
 
下北沢の小劇場ブームのちょっと前、
シェークスピア、チェーホフ、
安部公房、寺山修司、つかこうへい、
スタニスラフスキーとは人の名か?
な世界に片足が入ってしまい、
うちでは「観るならテント以外」と言われてました。
歌舞音曲に明るい母から
「あれはダメ」
「こっちに行きなさい」
「女の子だから」って。
観劇するおこづかいもないのですが、
とにかく本を読み漁り、
どうしたら自分がお芝居の世界に入れるか探していましたね。
 
げにまっこと恐ろしき、なんでもある東京(笑)
80年代、世間知らずな小娘には、
どれもキラキラした世界で違いがわからなかったけれど…。
 
特に行ったことのない東京の西側には、
モダンな演劇の誇りが舞い踊っていました。
想いがいっぱい溢れている匂いがしました。
大人の世界・・。

第一希望で敗退した私は、

次に臨んだいくつかの空間で、

とんちきちんな回答はするわ、

得意なことまでずっこけるわで、ボロボロでした。

そこが新鮮か、
うぶすぎて面白いのか、
試験官が見ていたことには気づきませんでした。
私は女子校の学生演劇の端っこに居たけれど、
商業演劇的な話ばかりでね、ベルばらとか。
文学や思想気質が強めな新劇は、
未知でしたが、
実は元々はそっちだったのか
面白くて、
劇場の大きさも心地いいのです。
今思えば、
学ばせてもらえて
基礎固めはありがたく出来たと思います。
 
そうそう、
俳優座さんに憧れたのは、
正統派ノーブル、と子供の私が感じたので。
この前あの劇場に行ったのはいつだろう。
前も通らずにいたっけなあ。
ほんとにずいぶんお芝居を観ていない!
けど、とにかくあの場所は大事なんだ~。
三蔵法師が天竺目指すくらいの、場所なのよ~。
なくなっちゃうのは・・・心にぽっかり穴が。
 

 

 

今回はこちら!じぇじぇじぇって、あまちゃんをずっと見ています。
 
 
よし、おら、近々あの場所を見に行こう!
なくしたようで私、いっぱい持っているもの。
それは自分だけの大事な思い出。
 
今そんなとこですかね。
ではまた。