免許更新のハガキが来た。


チョロチョロ予定を見ながら、

めんどくさがりな自分を起こす。


…指定警察署…にいくことにした。

ちなみに乗ってないから優良である。

30年乗ってないから超優良。

乗らないのは、

東京の平和のためだ。


今回私がハガキを見て気付いたのだが、

旧姓併記が出来るのね。

おお。


公的な手続きで、

自分の立場を説明する事が多い私が、

旧姓併記を選んだのは言うまでもない。


して、旧姓併記には「旧姓が付記された住民票」が要る。

はてな、そんなん住民票に書いてあったかな。

無いぞ。


めんどくささを起こし、

区役所に行く。

「住民票に旧姓付記」は区民になって30年では自動的には付かない。


めんどくさいが手続きをふもう。


戸籍を出してもらい(うちにあるのに~)、

そこから住民票に旧姓付記の手続きをする。

ちなみに削除も出来るが、色々あるから

気分でやっちゃダメ。

お察しくだされ。

そういう責任、腹は括るのよ。


新しい住民票には見たことがない欄があり、

ああ、確かに私はこの姓でした、と眺むる。

余談だが、書類の区長名が変わっていたのが新鮮すぎた。



指定警察署に行く。

春の交通安全運動が始まったのね。


5年前の更新時は、

次は返納しようと思った。

父が弱っていく中で、寂しかったからか。

父は私が免許を取ったら、

自分も教習所に通った。

めちゃめちゃ教習で苦労した様だが、卒業時には地図を戴いた。

実家に自動車文化が入り、

私は父の送迎を5年、

結婚後は乗らなくなった。

父は無事故で20年以上、

80歳で自主返納した。


あれから5年。

旧姓併記という手段で新しく欲張るつもりなおばちゃんよ、

若い皆さんがスラスラ手続きしていく中で、

私もああだったなあ、

あなた方もこうなるかもよ、と

初めての書類を書いていく。

簡単な説明が頭に入らない~。

旧姓併記する人ってあまり居ないの?



視力は確かだった。

おばちゃんは大きな声で正しく発声する。

眼鏡、頼もしい相棒よ、ありがとう。

高齢になった義父が

眼鏡で更新に苦労したのを思い出す。

歳を重ねれば皆…。



やっとこ撮るが、写真は嫌い。
元々苦手、
ここまでで
冷や汗かいてるし、
写真は魂抜かれるし←何時の話。
5年したら違う人かもしれない自分が写る。
顔写真付き証明書の不思議。

講習は30分。
戴いた教本の話とビデオ視聴。
自転車にヘルメット。
自転車も段々怪しい私。
馬子にも衣装。
違うぞ。

呼ばれて手にした免許証には、
氏名(旧姓氏名)が書かれ、
内心気弱なおばちゃんでなく、
威厳と貫禄と後光に包まれた今の私が写っていた。

修正した?
誰が。

無事に今回も免許更新出来ました、
ありがとうございました。
外に出たら雨が。

さ、今日は午後から早速、施設に向かうため車に乗せてもらうんだ。
平和のために。