観てきた。

観てきたばっかり、ホヤホヤ。

 

なんて贅沢なんだ、日曜の朝一に映画観るなんて。

そんでもってすぐ帰宅して・・・。

 

ありがとう、今日。

 

この映画、元々舞台で上演したのね・・・。

どうやってたんだろう・・・。

映像の、景色の美しさよ。

東京の街、ネオン、夜・・こう・・なんか埃っぽさ。

苫小牧、港、雪・・・澄んでる空気。

 

主演の藤ヶ谷くんのお芝居、このところドラマでも見てて、

興味が湧いた。

 

逃げる男なんだなあ、この主人公は。

クズってこういうのなの?

風紀委員にちょっと叱られるくらいかなあ。←私は厳しいよ~。

「ちゃんとしなさい」って周りに言われるのは、

年齢的なことや、社会的立場、

生活態度もだけど、

自分の気持ちを言葉にしなさい、ってことで、いいのかな?

 

うーん。

この主人公の側からすれば・・・。

「そんなにいっぱい受け入れられないよ、俺、キャパいっぱい」

かしら?

そんなに求められてもねえ・・・って。

 

あら、私、もしかしてこの主人公側?

 

私がお話の中で遊ぶときに

誰に感情移入できるかで面白さが増すと思っているんだが、

今回は誰にだろう・・・。

お姉ちゃん?お母さん?・・・

あの彼女じゃない・・よねぇ・・・。

 

どんな人にも逃げたいこと

(現したくないこと)ってあると思うのだが、

どうでしょ?

私は逃げたいことだらけです。

 

主人公の廻りの

「一見きちんとした人たち」にも

あるのよ、

「逃げたいこと」が。

そっちから逃げて、

なんとな~く、

ちゃんとしてるわけ。

だもんで

ある意味主人公が一番、

純粋で世渡りが下手で

逃げてないようにも見えるのだ。


そんでもって、親に似てるのは否めない。

息子よ、父に似るもんだねえ・・。

蛙の子は蛙なのか・・・。

そこからの「再生」って大袈裟な話?うーん。

とんびが鷹、

産んでるかもしれませんが。

この男、酷いって、

みんな酷いかもしれないぞ、

と。


面白い映画だと思った。

ヘビーそうでライトだった。

20年くらい前なら・・・

演者が違って規制がない時代なら

もっとドロッとしてたかも。

いやいや、私の受け取り方が

前よりもラクなのかもしれない。

 

 

 

 

昔よりいいな。

 

うん。

 

 追記。

あれからずーっと歌が頭の中で流れております。

私の書き方が未熟であれですが、

丁寧ないい映画です。

ストレートプレイ的に魅力あるので。

シンプルに観て、見ごたえあり、

考えさせられて、

体感しやすく、

楽しめます。

主人公の裕一がどう成長するのかが見所かと。

酷いとは、さて…。