VBA ブックの操作　ブックを開く（Openメソッド）

ブックを開く

Sub test()

’　開くExcelブックのフルパスを入れる場合
Workbooks.Open "D:\Datebank\test200102.xlsx"

End Sub

文字列「D:\Datebank\test200102.xlsx」は、開こうとするEXCELブックのフルパスといいます。ルートディレクトリからの全てのフォルダの道順を記したものです。

マクロ自身のブックと同じフォルダにあるブックを開く場合

Sub test1()

’　マクロ自身のブックと同じフォルダにあるブックを開く
Workbooks.Open ThisWorkbook.Path & "\test200102.xlsx"

End Sub

ThisWorkbook.Pathでマクロ自身のブックと同じフォルダの場所（パス）を取得します。それで、毎回フルパスをイチイチ変更する必要がなくなります。

セルに格納したフルパスでブックを開く場合

Sub test3()

’　開くExcelブックのフルパスをセルB2に入れてもらう
    Dim myFileName As String

    myFileName = ThisWorkbook.Sheets(1).Range("B2")

    Workbooks.Open myFileName

End Sub

実務上では、上のコードのように、ユーザーにもフルパスを変更可能にして活用場面が多いです。

構文
Workbooks.Open (FileName [,UpdateLinks] [,ReadOnly] [,Format] [,Password],
[,WriteResPassword] [,IgnoreReadOnlyRecommended],
[,Origin] [,Delimiter] [,Editable] [,Notify],
[,Converter] [,AddToMru] [,Local] [,CorruptLoad] )

カギカッコ中の引数は省略可能です。

ReadOnly:「True」の場合、読み取り専用モードのことです。デフォルト値は「False」です。
Password：保護されたブック開く際、読み取りのパスワードを指定します。
WriteResPassword：書き込み保護されたブック開く際、書き込みのパスワードを指定します。
さらなる詳細情報は、マイクロソフトのホームページを参照してみてください。

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